
吾輩は、元ギャンブル依存症である。
名前はナマケ者。
- パチンコ
- FX
- オンラインカジノ...
数々のギャンブルにのめり込み、
総額1000万円以上を失った。笑
今でこそ笑い話に変えられるが、
当時はまさに地下労働生活している気分だった。
朝目が覚めた瞬間から頭の中はパチンコのことでいっぱい。
まるで恋である。トゥンク
パチンコ屋に行きたくて行きてくて震える。
勝っては負け、負けては負け、働いては負け...
不安が不安を呼ぶ日々の繰り返し。
そんな僕が5年以上パチンコに行っていない。
この記事を開いたあなたは、
「パチンコを辞めたい」と思っているはずだ。
頭では分かっていても、
体はパチンコ屋に向かっててしまう...
まるで頭と体が別の生き物のよう。
そんな経験、ないだろうか?
それは過去の僕と同じギャンブル依存症である。
なぜ社会人はパチンコから抜け出せないのか?
この哲学的な問いに答えていく。
この記事では、
僕が依存生活から抜け出すまでに学んだ、
「パチンカスを抜け出す為の具体的な方法」を伝える。
僕が1000万円を溶かした話に興味がある方は、
⬆️この記事で赤裸々に話しているのでぜひ。
パチンコを辞めるポイントは、
❌「辞めようと気を張る意識」
⭕️「辞めようとせず少し距離を置く意識」
この記事はきっと、
「パチンコを辞めたいけど辞められない」
そんな人のヒントになるはずだ。
目次

第1章:社会人がパチンカスになるまでの過程
パチンコの遊戯人口を知っているだろうか?
ピークは1998年の約2800万人もいたというが、2025年現在では約865万人にまで減少したとされる。
上の数字だけ見ると明らかに減っている。
安心。かと思いきや?
一時期はパチンコの遊戯人口は、
約700万人にまで減っていた。(6号機時代)
だがスマスロ・スマパチの登場で射幸性が上昇し、遊戯人口の増加が見られる。
一度は「パチンコを辞めた」社会人達が、
今またパチンコ屋に足を運んでいる現実。
なぜ社会人はパチンコ依存から抜け出せないのか?
ここではその理由を掘り下げていく。

◾️社会人がパチンコを始める入り口
社会人という立場は、
「パチンコを始めやすい環境」を作っている。
1. ストレスのはけ口:
- 上司の理不尽
- 納期のプレッシャー
- 営業ノルマ…
社会人は常にストレスにさらされている。
そのストレスを一瞬で吹き飛ばす刺激として、
パチンコは手軽なストレス発散法になる。
2. 孤独感:
- 家に帰っても誰とも話さない
- 友人との予定のズレ
- 恋愛をする若者が減った
現代の社会人は、孤独を感じやすい環境にいる。
パチンコの光と音は、孤独を忘れさせるのだ。
3. 暇つぶし:
スマスロ・スマパチは2〜3時間でも遊べる。
情報過多な現代では、脳が選択を避ける。
やる事は沢山あるのに、
「する事がない」と思い込んでしまうのだ。
何をしていいか分からない時に、
パチンコは最高の「暇つぶし装置」になる。
4. 簡単に稼げる気がする:
社会人は基本的に給料制だ。
1ヶ月働いて翌月に口座に振り込まれる。
パチンコはその場でお金が手に入る。
だから簡単に稼げる錯覚に陥ってしまう。
お金の不安が社会人をパチンコへ駆り立てる。
5. 人間関係:
会社の同僚が誘ってくるケースは多い。
「ちょっと行ってみようかな」
と始めたことが、気づけば生活習慣になる。
また、パチンコに依存している人間は、
パチンコのことばかり話したがる。
話について行く為に
これが社会人に一番多い落とし穴だ。
僕は5が入り口だった。

僕の周りにいたパチンカスの99%が、
- 上司に誘われたから
- 同僚に誘われたから
- 親に連れて行かれた(1人だけ)
と人について行った経験が入り口になったと話している。
僕の経験上パチンカスの多い会社ほど、
入社した新人がパチンコを始める確率が高い。
その会社で伝承される古き良き文化なのだろう。
- 「昨日万枚出した」
- 「あの演者がコンプリートさせていた」
- 「虹トロフィーが出た」
会社でのそんな話題が人々をパチンコの沼へと誘う。

◾️「稼ぐためのパチンコ」→「パチンコのために稼ぐ」
さて、地獄の入り口まで辿り着いた。
だがまだギャンブル依存症と呼ぶには程遠い。
まだまだ初心者である。
だがこのギャンブル依存症初心者を、
中級者に成長させるものがある。
ビギナーズラックだ。
僕はこの現象には原因があると考えている。

● ビギナーズラックの正体1
パチンコにハマる原因の一つにこれがある。
僕自身、最初の1ヶ月で30万円稼げた。
ビギナーズラックが起こらなかった場合、
その後も継続してパチンコを打とうとする人間は少ない。
僕はビギナーズラックの正体の一つは、
金銭感覚が麻痺してないから勝ち逃げできる結果だと考えている。
一般的な感覚だと1万円は大金だ。
「コンビニで昼食を買ったら1000円越えた」
と1000円でも大騒ぎする人間がいる。
その金銭感覚でパチンコを打つと、
1回の当たりで6000円勝てたとしたらそこで換金する。
ウハウハである。
また、1万円を入金した時点で嫌になり、
大きく負ける前に撤退する。
そのコツコツの積み重ねが、
1ヶ月もすれば2〜30万円になっている。

● ビギナーズラックの正体2
パチンコ屋には還元日と回収日がある。
そして新規顧客を取り込む為に、
4月中盤まではお客さんに勝ってもらう日を増やす傾向がある。
新卒を顧客として取り込み、
GWでしっかり回収しようと言う作戦だ。
このタイミングで社会人の先輩に、
「パチンコ行こうぜ」
なんて誘われたら1ヶ月の収支がプラスで終わる事はザラにある。
こうやってビギナーズラックを経験した人間は、
- 「パチンコは簡単だ」
- 「自分は引きが強い」
- 「もっと稼ぎたい」
そう言ってパチンコの沼にハマっていく。

● ビギナーズラックからの派生
ビギナーズラックを経験しなかった人間は、
多くの場合パチンコ屋に嫌悪を感じ行かなくなる。
だがビギナーズラックを経験すると、
そこがギャンブル依存症のスタートの合図になる。
最初は1万円使うのに抵抗があった。
1万円勝ったのがたまらなく嬉しかった。
そしてまた、
「お金を稼ぐつもり」でパチンコ屋に通う。
どんどん求める金額が大きくなる。
それに伴い、賭ける金額も大きくなる。
ここで自分の危うさに気づけた人間は、
パチンコ遊戯者になる。
だが大半は気づくことが出来ず、
パチンコの沼にどんどん沈んでいく。

● パチンカスの進化過程
パチンコ生活が続くと、
気づかぬうちに生活の中心が逆転し始める。
パチンカス初期:
今日の軍資金は5000円。
「5000円勝ったから帰ろ」
パチンカス中盤:
情報収集しオカルトも出来上がってくる。
「あの台は昨日凹んでるから今日出る」
「末尾5番台に設定が入っているはずだ」
パチンカス末期:
「稼ぐため」と本人は思っているが、
実際に脳が求めているものは違う。
「給料はパチンコの軍資金だから生活費を削る」
「パチンコのために稼がないと...」
パチンカスレジェンドもいるが、
末期で止まった僕が言うと悪口になるのでやめとく。
これは笑い話のようでいて、
僕自身が実際に経験したことだ。
簡単に稼ぐのが目的で、パチンコは手段だった。
だがいつの間にか、
パチンコが目的で、働く事が手段に変わる。
本末転倒
しかしギャンブル依存の渦中にいると、自分の異常に気づけないのだ。

◾️まとめ:パチンコの沼にハマっていく様
- ストレス発散
- 孤独感の緩和
- 暇な時間を潰す
- 金銭欲求
- 同僚の存在
これらが原因で社会人はパチンカスになる。
ビギナーズラックを経験した者は、
金銭感覚がおかしくなっていき、
- パチンカス初期
- パチンカス中期
- パチンカス末期
- パチンカスレジェンド
と段階的に成長していく。
これも一種の自己成長と言えるのだろう。
稼ぐために始めたパチンコが、
いつしかパチンコのために稼がなくてはならない構図にすり替わっている。
これって実は他人に操られているんだ。
そう理解すると胸糞悪くない?
次章では「パチンカスの日常」を、僕自身の体験談とデータを交えて語っていく。

第2章:パチンカスの日常とギャンブル脳
「クソ!10万円負けた!もうパチンコ辞めた!」
そう決心して布団に入る。
ところが朝になると体がうずき出す。
- 「今日はどの台が出るかな」
- 「昨日の凹み台、今日噴くんじゃないか」
頭では「パチンコを辞めたい」と思っている。
だけど、心と体は開店時間を意識している。
もちろん開店前には準備を終え、
気づいた時には朝の抽選を受けている。
気分はもうワっクワク。
これが典型的な“パチンカスの日常”だ。
6年間毎日のようにパチンコ屋に通った、
僕自身の過去の生活である。

◾️「勝った!」ギャンブル依存症の視点
パチンカスの口癖がある。
「勝った!」
負けた事が無いかのように、
勝った話ばかりをペラペラと喋る。
だがそういう人ほど、
年単位での収支は、結構大きなマイナスだ。
統計データによるとパチンコ・パチスロは、
長期的に見て期待値がマイナスに設定されている。
還元率は平均で85〜90%前後。
つまり1万円を使った場合に、
1,000〜1,500円ほどがホールの利益になる仕組みだ。
(確率なので、上振れ下振れはある)
- 設定
- ハイエナ
- 回転数/1k
などあるがここでは割愛。
適当に打てば短期的に「勝つ日」があっても、
長期的には確実にマイナス。
だが勝った記憶が脳内に強く焼き付く。
「今日勝ったからパチンコは稼げる」
この勘違いが、社会人をどんどん依存へ追い込んでいく。
まったく良くできた仕組みである。

◾️パチンカスの人間関係
昨日10万円負けたとする。
まだ依存の沼に浸かってない人間は、
「二度と行くべきじゃない」と分かるはずだ。
しかしパチンカス脳では違う。
- 「昨日10万負けたから、今日は勝てるはずだ」
- 「10万負けたから、せめて5万は取り返したい」
こうして合理性よりも感情が財布を支配する。
- 食費を削り
- 服を買うことを辞め
- 人間関係の誘いは断り
「すべてはパチンコを打つため」

僕はパチンコを優先するあまり、
友達の遊びの誘い・誕生日会を断った経験が何度もある。
だって友達と遊んでもお金は減るが、
パチンコに行けば増える可能性があるから...
こうしてパチンコに行かない人間との付き合いは無くなっていく。
それで何もなく負けた時は、
「自分は何をやっているんだ」とヘコむ。
だが翌日になれば、
ワクワクしながら抽選を受けている。
孤独なんてパチンコが紛らわせてくれる。

◾️パチンコからは「逃げちゃダメだ」
「最後の1000円で取り戻した」
パチンコを打っている人のほとんどが経験している。
そう、パチンコからは逃げてはダメなのだ。
絶望の槍ロンギヌスをサンドに投入し続けた。
だが次の1000円が、
希望の槍カシウスになる可能性がある。
激アツである

この経験が続くと買い物の1000円はためらうが、パチンコの1000円はためらわないという不思議な金銭感覚に陥る。
台の中でシンジくんが繰り返す。
「逃げちゃダメだ...逃げちゃダメだ...逃げちゃダメだ!」
本来は困難に立ち向かうための言葉。
だが、パチンカスには逆の意味で作用する。
- 「打ち続ければきっと取り返せる」
- 「天井まで200GだからATMへダッシュ」
応援してくれるシンジくんに背中を押され、
パチンカスは今日も希望の槍を求めに行く。

◾️パチンカスの日常は「時間」「未来」も奪う
パチンコ依存症の恐ろしさは、お金を失うだけではない。
時間を失い、未来すら奪われていく。
- 朝から閉店まで打ち続け、1日が消える
- 勉強といえば、パチンコの情報収集だけ
- 本来築けたはずのキャリアや人間関係を失っている
パチンコYouTuberやパチンコの情報発信で稼いでいる人もいる。
だが多くの人はそうではないはずだ。
僕は20代中盤〜30代前半の時期を、
パチンコ屋の光と音にほとんど捧げてしまっていた。
その事実に気づいたとき、心底ゾッとした。
だがその勿体なさに気づいたのは、
パチンコと距離を置いた後だった。
あなたも時間と未来をパチンコに奪われていないだろうか?

◾️まとめ:人生がパチンコ中心に変わる恐怖
「パチンコを辞めたい」と思っても辞められない。
そんな社会人は多い。
理由は日常そのものが、
パチンコ中心に組み替えられてしまうからだ。
- 「勝っている」という錯覚に支配される
- 食費・人間関係・生活習慣を犠牲に打ち続ける
- 「逃げちゃダメだ」を自分に都合よく解釈する
気づけばお金だけでなく、
時間と未来までもがパチンコに奪われている。
そしてそれこそが、
“パチンカスの日常”の恐怖なのだ。
次章では、なぜパチンコはここまで人を縛りつけるのか?
脳の仕組みを知れば、パチンコを辞められるかもしれない。

第3章:「パチンコ辞めたい」それでも辞められない理由
「パチンコ辞めたい」
そう思っているのに、
気づけばまた抽選に並んでしまう。
これは意志が弱いからではない。
ギャンブルを辞められないように脳が設計されているからだ。
ドーパミンは「快楽物質」と呼ばれるが、
正確には「期待の物質」なのだ。
「脳汁が出る」なんて表現されるが、
大当たりを引いたときよりも「次は当たるかもしれない」と期待しているときに一番分泌される。
つまりパチンコは、
「当たった瞬間より、当たる前のドキドキ」が一番気持ちいい。
「付き合う前の方が楽しい」
という恋愛の感覚と同じだ。
この“快楽の先送り”こそが、人を依存に追い込む最大の理由だ。

◾️ドーパミンの罠:「次こそ当たる」中毒
リーチ演出・保留変化・熱い予告…
「もう少しで当たりそう!」
期待を何度も植え付けるように設計。
これこそがパチンコの罠だ。
これを心理学的に「変動比率強化スケジュール」と呼ぶ。
「いつご褒美がもらえるか分からない」
この状態が一番依存性が高いということだ。
「テストで90点を取ったら必ずお菓子をあげる」と子供と約束するよりも「気まぐれでお菓子をあげる」とした方が、子どもは勉強を頑張る。
パチンコはまさにこれ。
当たりは完全にランダム。
- 「次かもしれない」
- 「いや、今度こそだ」
そうやって期待を煽る演出が連発する。
その度に脳はドーパミンを放出し...
気づけば“中毒状態”に陥っている。

◾️ネズミもギャンブルにハマる「スキナー箱」
心理学の有名な実験に「スキナー箱」がある。
箱の中にネズミを入れて、
レバーを押すとエサが出てくる仕組みを作った。
● 毎回レバーを押すとエサが出る場合:
ネズミは必要なときだけレバーを押す。
● ランダムにエサが出る場合:
ネズミは狂ったようにレバーを押し続ける。
この「ランダム報酬」こそ、
ギャンブル依存症の正体だ。
パチンコ屋は現代版のスキナー箱。
ネズミがレバーを叩き続けるように、
パチンカスはお金をサンドに入れ続ける。
「パチンコを辞めたいのに辞められない」
これは、あなたの意志が弱いからではない。
脳が異常な報酬システムにハッキングされているだけなのだ。

◾️依存症は“自覚しにくい病気”
うつ病患者は、
自分でうつ病だと気づくのが難しいと言われる。
ギャンブル依存症もまったく同じだ。
- 「自分は依存症じゃない」
- 「暇だから行ってるだけ」
- 「ただパチンコが好きなだけ」
こんな言い訳をしている時点で、
すでに依存の沼に腰まで沈んでいる。
僕もそうだった。
6年間ほぼ毎日パチンコ屋に通い、
600万円以上をパチンコで溶かした。
その時の僕は、
自分がギャンブル依存症だと思わなかった。
「パチンコ辞めよう」
そう思った事があっても辞めていない人は、
すでにギャンブル依存症だと自覚してほしい。

◾️依存症は意志では勝てない
「もうパチンコ辞めたい」
多くの社会人は、
そう思いながらパチンコを打ち続けてしまう。
なぜならパチンコ依存症は、
「意志の問題」ではなく「脳の病気」だからだ。
そうなるように頭の良い人間が設計している。
つまりパチンカスは誰かの操り人形だ。
僕も何度も「辞める」と誓った。
でも、翌朝には開店前に並んでいた。
パチンコから距離を置き、
人の心理を理解した今なら断言できる。
あの頃の自分は「意志が弱かった」のではない。
「脳の仕組み」に囚われていただけなのだ。

◾️まとめ:依存の正体は“脳のバグ”である
パチンコがやめられないのは、
意志の弱さや性格の問題ではない。
人間の脳そのものが、
パチンコの仕組みにハマるようにできている。
- ドーパミンが期待を強烈に植え付ける
- 変動比率強化スケジュールが依存性を高める
- 頭の良い誰かの操り人形にされている
あなたがパチンコをやめられないのは、あなたのせいじゃない。
脳がそうプログラムされてしまっているだけだ。
この事実を理解することが、依存症克服の第一歩になる。
人に操られる人生じゃなく、
自分で選択する人生を生きてほしい。
次章では、そんな「脳のバグ」にどう対抗するか?
元ギャンブル依存症の僕が効果があると感じる「パチンコを辞めるための第一歩」を紹介していく。

第4章:パチンコを辞めるための第一歩
ここまで「パチンコを辞められない仕組み」を話してきた。
ここからは「パチンコを辞める為の仕組み」を話していく。
ギャンブル依存症というのは、
意志や根性で戦っても99%負ける仕組みになっている。
だからパチンコを辞めるには、
仕組みを作りルールを守る事が重要になる。

◾️「パチンコを辞める!」より「少し距離を置く」
僕は5年以上パチンコに行っていない。
だが別に「辞めた」とも思っていない。
この感覚がきっと大切なのだ。
人間は「辞めよう」という思いが強いほど、
その対象が頭から離れなくなる。
恋愛でよく耳にする言葉がある。
「好きの反対は無関心」
この状態をパチンコでも作る。

「パチンコは二度としない!」
と決意するのは頑張って嫌いになろうとしている状態。
その状態では相手の姿がずっとチラつく。
そこでちょっと優しくされると、
「やっぱり好き!」と更に依存してしまうのだ。
だから最初は「どうでもいい」という状態を作ってほしい。
「別に稼ぐつもりも無いし無理に辞めるつもりも無い」
この無関心状態が続くと、パチンコへの愛がどんどん冷めていく。

◾️パチンコを辞めるには「置き換え」
まず好きでも嫌いでもなく無関心になった。
そしたら次は「置き換え」だ。
パチンコ依存症の多くの人が、
「暇だからパチンコ屋に行く」
と言い訳する。
つまり、暇を無くせば行かなくなるはずだ。
- 恋人をつくる
- 新たな挑戦をする
- 副業を始める...
パチンコに変わる新しい依存先を見つける。
僕の周りには、
- 「彼女と会うから暇が無い」
- 「パチンコ行くくらいなら釣りをする」
- 「仕事が忙しくてパチンコに行けない」
こんな理由でパチンコと距離を置いた人間がいる。
依存の力は強烈だ。
だから自分にとって新しい大きな何かを取り入れないと依存心は消えない。
人は何かを得る時同じだけ何かを手放す。
パチンコに変わる何かを見つけてほしい。
(パチンコ屋で恋人を探すのはやめてね)

◾️パチンコ・パチスロを義務化する
「辞める」とは少し違うが、
世の中には「パチプロ」という人種もいる。
元々「稼ごう」と思ってパチンコを始めたはずだ。
だったらいっそのことしっかり稼げばいい。
パチンコ依存の大きな問題は、
- お金が無くなること
- 時間を無駄にしてしまうこと
- パチンコの為に稼ぐ生活
こんなものだろう。
だったら仕事にしてしまえば、
これらの問題は解決され、パチンコを辞める必要もなくなる。
パチンコ・パチスロには、
「期待値稼動」という稼ぐ為の手段がある。
その中でも「ハイエナ稼動」だけを行う。
ハイエナの期待値は、
いろんな人が発信しているので、それを参考にしてほしい。

仕事だからルールを遵守しなくてはいけない。
ルール例:
ルールを破れば「親に1万円渡す」などの罰を設ける。
パチンコにルールを設け「義務」にすると、
本当に面白くなくなる。
僕は一時期ハイエナ稼働をしていた。
- 昼からパチンコ屋に行くが1台も打てない
- 下振れが続きずっと負ける
- 店員から白い目で見られる
そんな事がよくあった。
しかもよくて時給1000円あるか無いか。
地域にもよるだろうが、
情報が溢れている現在では更に稼げないだろう。
そこまでやってもバイト並みしか稼げない。
適当に打っていたら稼げるはずがない。
軍団と呼ばれる人間達とトラブルになる可能性もあるし、出禁になる事だってある。
パチンコを仕事にすると、
物理的に行かなくなる可能性が高くなるかもね。

◾️僕がパチンコから離れた理由
僕がパチンコから距離を取ったのは、
人間不信に陥ってしまったからだ。
仕事やプライベートで色々とあり、
本当に人と関わりたくなくなり職場を退職。
失業保険を受け取る行動すら出来ない状態。
だがそんな状態でも、
人の視線にイライラしながら数ヶ月はパチンコ屋に通っていた。
「弱チェ引いただけでいちいち見てくんな」
なんて思いながら。笑
精神が壊れても依存の力は強烈に作用する。
異常な事だが、
依存の沼の渦中では、その異常さに気づけない。
「辞める」と意気込まず、
ちょっと距離を置く意識を持ってほしい。
冷静になる事で今の自分の異常さに気づけるはずだ。

◾️まとめ:パチンコを辞めるには考え方から
「辞めよう!」という気合いだけだと、
パチンコから離れる事は難しい。
だから「ちょっと距離を置く」くらいに考えてほしい。
- 好き・嫌いじゃなく「無関心」の状態を作る
- パチンコへの依存を他のものに置き換える
- どうしてもやめられないなら「仕事化」する
ギャンブル依存症は、
うつ病と同じくらい厄介な脳の病気だ。
意志の力で克服するにはあまりに困難。
だからこそパチンコを辞めるには環境が重要になる。
次章では、意志の力に頼らず環境を根本的に変え、社会人がパチンコを卒業するための具体的戦略を紹介していく。

第5章:社会人がパチンコを卒業する具体案
「パチンコを辞めたい」
そう思うだけでは社会人はギャンブル依存症から抜け出せない事は話してきた。
パチンコを辞めるにはまず無関心になり、
次に意志ではなく環境を変える事が効果的だ。
ここでは、元パチンカスの僕が、
社会人がギャンブル依存から抜け出す為の具体的な方法を紹介する。

◾️1. パチンカスのいない職場に転職する
もし職場にパチンコ仲間がいるなら、
99%パチンコを辞める事はできない。
- 「昨日エヴァで万発出た!」
- 「からサーでコンプリートした!」
こんな会話を聞くだけで、脳が刺激されてしまう。
また、誘われれば断るのも難しい。
僕も同僚と話しているうちに、
「今日も帰りにパチンコに行こう」
という話になり、数万円を溶かした経験が何度もある。
人間関係の中にパチンコがあると、
抜け出すのはほぼ不可能なのだ。

そんな人の取るべき行動はシンプルだ。
職場を変える。
まずは転職エージェントに登録し、
今より給料や環境の良い会社を探す。
転職なんて大げさだと思うだろうか?
ギャンブル依存症があなたから奪うもの。
- 金銭と時間
- 未来の姿
- 精神的な損害...
こんな様々なリスクを考えれば、
転職にかかる労力など取るに足らないはずだ。
人は環境に作られる。
だからこそまずは、
「パチンコと関わらない人たち」に囲まれる。
それが何よりも優先されるべき環境対策なのだ。

◾️2. パチンコ屋が2時間圏内に無い場所に住む
先にも伝えたように、人は環境に作られる。
出来るだけパチンコ屋が近くにない環境に住むのが好ましい。
歩いて行ける距離にパチンコ屋があって、
「我慢する」なんて出来るはずがない。
日本以外でパチンコがある国はほとんど無い。
なので、極端な事を言えば半年以上海外に住めればいい。

と言ってもなかなか現実的ではないので、
パチンコ屋が片道2時間以内に無い場所に引っ越してほしい。
車やバイクを手放すというのも一つの手だ。
引っ越すのが難しい場合でも、
移動手段を失くす事で足は遠のく。
想像してほしい。
雨の日に自転車に乗ってパチンコ屋にいくだろうか?
行動を物理的に面倒くさくする。
これは依存症全般から抜け出すのに有効な手段だ。
特別な状況以外で、毎日片道2〜3時間かけてパチンコ屋に行こうと思う人間はそうそういない。

◾️3. 未来の目標を明確に作り行動を変える
「ヒマだからパチンコに行く」
多くのパチンカスの言い訳だ。
だが本当はヒマなのではない。
やることから逃げているだけだ。
自分がなりたかった姿を思い出してほしい。
パチンコの労力を努力に費やしていれば、
きっとなりたい姿に近づけていたはずだ。
- 働かなくてもいい生活
- 幸せな家庭
- みんなに尊敬される姿...
パチンコはその未来から遠ざかる行動ではないだろうか?
パチンコなんていつだって出来る。
80歳になってから楽しめばいい。
未来の明確な目標を持つだけで、
パチンコに割く時間は自然に減っていく。

◾️4. 生活から「パチンコ情報」を断つ
パチンコ依存症の社会人は、
パチンコを打っていない時間も「パチンコ情報」に触れる。
- セブンズTV
- スロパチステーション
- 777リーグ...
「パチンコ」と検索するだけでいくらでも動画が出てくる。
そんなものを見ていると、
脳が刺激を受けてパチンコを打ちに行きたくなってしまうのは当たり前だ。
- ytrのスマスロクラッシャーぶり
- ワロスの「いい時の自分!」
- 司芭扶の...気前の良さ?
楽しいところを切り取られた動画は、
「パチンコは楽しいものだ」と脳に擦り込む。
「ytrがまた万枚出した」なんて動画を見れば「自分も勝てるかも」と勘違いし、パチンコ屋に足が運ぶ。
今「パチンコ辞めたい」と思っているなら、SNSのフォローを整理し、パチンコ関連のアカウントはミュートしてほしい。
脳にパチンコを思い出させないことが重要だ。
僕は今では「パチンコに行きたい」と思わないからセブンズTVは見ているが。
なんで見てるんだろね?

◾️5. 支援団体・専門機関を頼る
パチンコを辞められないのは、意志が弱いからではない。
脳の報酬系がジャックされているからだ。
つまり「脳の病気」
病気になると専門の病院に行くだろう。
それと同じでギャンブル依存症は、
専門の機関で治療する手もある。

ギャンブル依存症には、
支援団体や専門のカウンセリング機関がある。
代表的なものは、
- ギャンブラーズ・アノニマス(GA)
- 自治体の依存症相談窓口
パチンコが辞められないのは病気だ。
それを自覚してほしい。
専門機関を頼るのは恥ずかしいことではない。
むしろ勇気ある一歩だ。
一人で抱え込まず専門家に頼ってほしい。

◾️まとめ:仕組みを味方につける
ここまで紹介した具体案をまとめると、
- 職場を変えることで「人間関係」を断つ
- 住む場所を変えて「物理的距離」を取る
- 未来の目標を持ち、ルーティンを変える
- SNSや動画の「情報」を断つ
- 専門機関を頼り「仲間」を得る
社会人がパチンコを辞めるためには、
意志ではなく仕組みを変えることが不可欠なのだ。
僕は環境が変わったからこそ、5年以上パチンコに触れていない。
あなたもきっとパチンコの沼から抜け出せる。
「社会人 パチンコ 辞めたい」
きっとこんな風に検索して、
あなたはこの記事にたどり着いてくれたのだろう。
それはパチンコを辞める為の一歩を踏み出している証拠だ。
その勇気を次につなげてほしい。
未来は僕らの手の中だ。
次章(本文最終章)では、これまでの案をまとめ、依存症から抜け出した後の世界を伝える。

第6章:パチンコを辞めた先にある人生
【ここまでのおさらい】
パチンコ卒業に必要なのは「意志」ではなく「仕組み」
社会人がパチンコを卒業するためには「意志の力に頼る」のではなく「仕組みと環境を変える」ことが必要だとここまで力説してきた。
ギャンブル依存症という「脳のバグ」に対抗し、
- 転職
- 引っ越し
- 情報断絶
環境が変わったからこそ、
僕は5年以上パチンコに触れずにいる。
ここからは行動の先に待つ人生について話そう。

◾️辞めて気づいた「自由な時間」
パチンコをやめると、
まず感じるのは「時間の解放」だ。
パチンコに依存していた頃は、
朝起きた瞬間から頭の中はパチンコでいっぱい。
開店時間に合わせて行動し、
閉店まで打ち続け、気づけば一日が消えていた。
しかし辞めてみると、
時間はこんなにあったのかと驚く。
- アニメ
- 筋トレ
- 友人との食事
- 勉強...
本来の人生を取り戻す感覚がそこにはあった。

◾️お金の余裕・人間関係の回復
パチンコ屋に通っていた頃は、
給料日から数日で口座残高がゼロになる事もあった。
貯金なんて夢のまた夢。
けれどパチンコを辞めてからというもの、
不思議なほどお金が減らない。
稼ぐ為にしていたパチンコを辞めると、
毎月自然とお金が貯まっていくという不思議。
心に余裕が生まれ、人間関係も変わった。
笑顔で家族と話せるようになったとき、
「あぁパチンコ辞めてよかった」と心から思った。
(行かなくなっただけで辞めてはないんだけどね)

◾️イライラしない毎日
パチンコで負けた日は常に苛立っていた。
運転中に割り込みされると異常に反応し、
何気ない友人の言葉にさえトゲを感じた。
そりゃあ人間関係は悪くなって当たり前だ。
しかし今では些細なことに腹を立てなくなった。
- 「今日は天気がいい」
- 「コーヒーが美味しい」
- 「唐揚げが美味しい」
そんな小さな幸せが心を満たしてくれる。

◾️小さな幸せを取り戻す瞬間
パチンコを辞める前は、
「人生の楽しみはこれしかない」と思っていた。
それもそのはず。
あの時の僕は、仕事とパチンコしか無かった。
でも実際には、
世界に楽しみは無数に転がっている。
- 恋人と過ごす時間
- 友人とふざけあい笑うこと
- 新しい趣味に挑戦してみること...
そのどれもが、パチンコ以上に心を満たしてくれる。

◾️哲学的なまとめ
パチンコをやめることで得られるもの。
それは「勝ち」ではなく「価値」だ。
時間も・お金も・人間関係も...
すべては自分の手の中に戻ってくる。
「幸福とは、余計なものを手放すこと」
パチンコを辞めた未来には、
今よりも確実に自由が待っている。
明るい未来は僕らの手の中だ。

あとがき:パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです
ここまで読んでくれたあなたに伝えたい。
「パチンコを辞めたい」
そう思った時点で、あなたは一歩踏み出している。
それだけで本当にすごいことだ。
この記事では、
パチンコを辞める前提でずっと話してきた。
だが幸せの形は人それぞれだ。
もしあなたが心から、
「パチンコが好きで幸せだ」と思えるなら、無理に辞める必要はない。
ただし、あなたの幸せが、
誰かの不幸を生んでいるなら話は別だ。
- 家族を泣かせ...
- 生活を壊し...
- 未来を犠牲にし...
そこまでしてまで続ける価値はパチンコには無い。
「辞めたい」と思ったなら、今すぐ行動しよう。
環境を変え、仕組みを味方につければ必ず抜け出せる。
この記事に出会ったことは、偶然ではない。
あなたの人生を変える小さなきっかけになるはずだ。
哲学者ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインは言った。
「私の言語の限界が、私の世界の限界を意味する」
パチンコの話ばかりしていては、
それが自分の世界の限界になってしまう。
パチンコに無関心になり、
パチンコ以外の話を友人や家族とする。
まずはそこから始めてほしい。
「ヒマだからパチンコを打ってる?
実はパチンコのために時間を作ってるんだよ。
世の中には、やることなんて山ほどある」
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