ゆる哲学の布教者 ナマケ者のスロー日記

ここは疲れた社会人の為に情報を発信する場です。頑張らないで見てね。

心がしんどい社会人の特効薬:【プラシーボ効果】でズルく頑張らず楽に生きる方法

スロー日記

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朝、目覚ましの音に叩き起こされる

身体は重く、心はどこか遠くに旅立ったまま。

「今日も仕事か…」

そうつぶやきながら、無表情のまま仕事に向かう。

  • 同じ時間
  • 同じ通勤経路
  • 同じ景色

毎日同じ事の繰り返し。

 

慣れれば慣れるほど、

なぜか日々はどんどんしんどくなる

 

「心がしんどい社会人が増えている」

そんな事をニュースで聞く。

 

あなたも、原因がわからないまま、

「自分が弱いんだ」と責めていないだろうか?

 

そう思っているあなたにこそ、知ってほしい。

実は“頑張れない”のには、ちゃんとした理由がある。

 

誰かに「頑張れ」と言われるたび、

「まだ頑張らないといけないのか」と心の中でつぶやく。

 

でも、そんな本音を口に出すことさえ、

社会人には“わがまま”に思えてしまう。

 

僕もかつて、そうだった。

限界まで働いて、休みも休みじゃなくて...

心も体もボロボロになった

 

「もっと頑張れ」と自分にムチを打ち続け、

いつの間にか“生きること”そのものが、苦しくなっていた

 

そんな僕を支えたのがプラシーボ効果だ。

薬でも魔法でもない。

ただ、“思い込み”の力

 

だけど、それが生きる力をくれるんだ。

 

あなたもこの記事を読めば、

薬もお金も使わず「心の特効薬」を手に入れられるはず。

 

少しズルく、でも確実に、

“楽に生きる方法”を知っていこう。

 

もし今、心がしんどいなら—

少しの時間だけ、僕に預けてほしい。

 

あなたの心を、ほんの少し軽くするヒントを伝える。

 

目次


 

第1章:社会人はなぜ楽に生きられずしんどいのか?

 

  • 「頑張れない自分は弱い」
  • 「根性が足りない」

そうやって自分を責めていないだろうか?

 

いきなり否定する

 

その「しんどさ」は、

あなたの欠陥ではなく、社会という構造の産物だ。

 

この章では、なぜ現代の社会人が楽に生きられず、心を消耗していくのか?

その構造的な原因を明確にしていこう。

◾️期待と現実のギャップ — 若さと自信の剥落

 

社会人になりたての頃、誰もが少しは期待していたはずだ。

  • 「自立した大人として、ちゃんと生きていこう」
  • 「誰かの役に立てる仕事をしよう」
  • 「稼いで・恋愛して・結婚して...」

最初はその期待が、エネルギーになっていた。

 

だけどそのエネルギーは、

仕事に追われる日々の中で、ロウソクのように静かに溶けていく

 

気づけば通勤しながら、ため息をひとつ。

「これが“大人になる”ってことなのだろう」

どこかで納得しようとする自分がいる。

 

若さと自信は、仕事という現実の前で少しずつ剥がれていく。

  • 理不尽な上司
  • 終わらないタスク
  • 結果だけを見られる職場

どんなに頑張っても、

「ありがとう」すら言われない日もある。

 

そしてある日、ふと思う。

「なんでこんな事しないといけないんだろう?」

◾️過酷な「成果主義」「自己責任論」の重圧

 

現代社会の働き方は、どこか“競技”のようだ

成果を出せば称賛され

失敗すれば「努力が足りない」と怒られる

 

人の価値が「数字」で決まるかのような世界

売上・評価・昇進・SNSのフォロワー数…

 

誰もが目に見える“点数”で、

自分と他人の価値を計っている。

そして恐ろしいのが、

現代社会ではそれが「普通」になってしまったこと

  • 「頑張れないのは甘え」
  • 「できないなら自己責任」

「この世のすべての不利益は当人の能力不足」

『東京喰種』ジェイソンの言葉だ。

 

この言葉は真実ではある

だけどそんな社会では、誰も弱音を吐けなくなる

 

この過酷な重圧が僕たちから、

「ただボーッとする権利」を奪ってしまった。

 

「頑張り続けないと価値がない」

そんな強迫観念で社会人は心を締め付けられている。

◾️ストレスと無力感の連鎖で心が消える

 

最初は小さな違和感だった。

  • 「なんか疲れたな」
  • 「今日はやる気が出ないな」

こんな"心のSOS"を無視し続けると、

いつの間にか心が声を出さなくなる

1. SOSを無視する:

「まだ頑張れる」と自分に鞭を打つ。

2. ストレスの蓄積:

心が常に緊張状態になり、

ストレスホルモンが過剰分泌され始める

3. 無力感の発生:

努力し続けても状況が変わらないことで、

「何をしても無駄だ」という絶望的な無力感が生まれる。

4. 心の声が消える:

心はSOSを出すことすら諦め、

  • 「何も感じない」
  • 「楽しいことがわからない」

という無感動な状態に陥る

この無感動の状態こそが、

「しんどいけど仕事をしないと」と苦しむ社会人の正体だ。

 

楽しいこと嬉しいことを感じ取る脳の機能が

長期間のストレスで一時的にシャットダウンしている状態

 

眠れず、食欲もなくなる

それはもう、心の防衛本能が限界を超えたサインだ。

 

けれど社会は、それを“適応”と呼ぶ。

「社会人らしくなったね」と。

 

でもそれ、本当に“成長”なのだろうか?

◾️まとめ:社会人のしんどさは社会構造の産物

 

社会人として頑張っている

そんなあなたがしんどいのは、あなたの弱さじゃない

 

これまで「頑張りすぎてきたから」だ。

この社会は、“頑張る人ほどしんどくなる構造”でできている

 

頑張る人・真面目な人ほど仕事を任される。

それは“休むことを許されなくなる”ということだ。

 

そんな状況は、しんどくて当然なんだ。

 

社会は過度な「成果」と「効率」を求める。

 

僕は、限界まで働いた

だけどあなたはそんな事しないでほしい

 

もし今が苦しくて、

「いつか辞めると思う」なら、早い方がきっといい。

それは自分にも、相手にも誠実な選択だ。

 

なんの為に社会人として働くのか?

手段を目的にしないように注意しよう

▶︎今の職場が辛い人の為の転職記事はこちら

 

次章では、「思い込みが現実を変える」

そんな少し不思議で、でも確かな“心の仕組み”、

プラシーボ効果について話していこう。


 

第2章:プラシーボ効果とは何か? 楽に生きる“錯覚”の科学

 

  • 「社会人 しんどい」
  • 「頑張れない 自分 弱い」
  • 「楽に生きる方法」

そんな検索をして辿り着いてくれたあなたへ。

 

この章では、プラシーボ効果の科学的解説に移る。

プラシーボ効果は知ってるよ!」

という人でもざっくり読んでみてほしい。

 

なにか気づきがあるかもしれない。

◾️プラシーボ効果の起源と医学的実例

 

「プラシーボ(placebo)」とは、

ラテン語“私は喜ばせる”という意味を持つ

 

“効果の無いはずの薬”“効果を発揮する”不思議な現象のことだ

 

1940年代。

アメリカの軍医ヘンリー・ビーチャーは、

第二次世界大戦中に麻酔が尽きた戦場で、

「これは強い鎮痛剤だ!」

と言って兵士に生理食塩水を注射した。

驚くべきことに、多くの兵士が、

「あれ?痛くない!」

と答えた。

これは単なる偶然ではない

 

「効く」と信じた瞬間、

脳が痛みを軽減するホルモン(エンドルフィン)を分泌したのだ。

 

科学的にもプラシーボ効果は、

脳内化学物質の変化によって実際に体に作用することがわかっている。

 

“思い込み”が身体を変える

これがプラシーボ効果の本質だ。

◾️科学が証明した「思い込み力」の強さ

 

ハーバード大学で、興味深い結果が出ている。

心理学者エレン・J・ランガー達の実験。

 

ホテルの清掃員を2グループに分け、

Aグループ:

「この仕事はジムと同じ運動効果がある」と伝えた。

Bグループ:

何も伝えず仕事をさせた

 

1ヶ月後。Aグループは、

体脂肪・血圧・ストレス値が実際に低下した

実際の仕事内容はまったく同じにも関わらず。

 

“思い込み”が現実を変える事が分かる実験だ

「脳の“予測処理機能”(predictive processing)」

と呼ばれる仕組みにも近い考え方。

 

人間の脳は「こうなる」と信じた未来に合わせて、身体の状態を自動調整する

 

たとえば、

「明日はつらい仕事がある」と思えば、交感神経が先に緊張する

「なんとかなる」と思えば、副交感神経が働き、体が落ち着く

 

つまり、思考は身体をも変えてしまう“指令”なのだ。

 

この原理を利用すれば、

「楽になる」と信じるだけで本当に楽になる可能性があることを示唆している。

◾️偉人・哲学者も信じた“心が現実を作る”思想

 

プラシーボ効果という言葉が生まれる前から、

「信じる力」は、古代から人類が信じ続けてきたテーマでもある。

 

哲学者プラトンの思想がある。

「心が現実を形づくる」

 

心理学者ウィリアム・ジェームズが広めた言葉もある。

「心が変われば行動が変わる。

 行動が変われば習慣が変わる。

 習慣が変われば人格(性格)が変わる。

 人格(性格)が変われば運命が変わる。」

 

哲学者マルクス・アウレリウスの言葉。

「人生は、あなたの思考が作り出すものである」

科学が進んだ今も、

思考が現実に影響するという考えは否定されていない。

 

むしろ脳科学は、それを裏づけ始めている

脳は“現実”と“想像”を明確に区別できない

 

ポジティブな映像を思い描くだけで、

幸せホルモンのセロトニンオキシトシンが分泌されることが分かっている。

「心が晴れると思えば、実際に晴れる」

という可能性があるということだ。

 

それを過去の偉人達は感覚で理解していた。

そして最新の神経科学が証明している“科学的な錯覚”なのだ

◾️まとめ:プラシーボ効果は“信じる力”

 

プラシーボ効果は、

「偽物」で人をだます力ではない。

 

「信じる」という行為が持つ、心の安定と身体の回復能力だ。

 

僕たちが日々のしんどいのは、

  • 「どうせダメだ」
  • 「頑張っても無駄だ」

こんなネガティブな"ノセボ効果"(プラシーボの反対で、信じることで悪化する現象)をかけ続けているから。

 

気の持ちようは“最も強力な薬”だ。

心の持ち方ひとつで、

脳がホルモンを変え、体調や感情まで変化させてしまう

 

プラシーボ効果を制す者が人生を制すのだ

 

努力でも根性でもなく、

“自分を信じるふり"をするだけでいい。

 

なぜなら脳は、あなたの演技を真実だと信じ込むから

 

次章では、

「思い込み」をどう日常生活に応用し、

疲れた社会人の心を少しでも軽くできるのか?

具体的な“セルフ・プラシーボ術”を紹介していこう。


 

第3章:疲れた社会人が使えるプラシーボ術と注意点

 

仕事に疲れて、もう何もしたくない日。

それでも「休めない」「投げ出せない」

 

そんな時こそ、

“思い込みの力”を使ってみてほしい。

 

この章では、毎日を少し軽くするためのセルフ・プラシーボ術を紹介する。

「頑張る」のではなく、「うまく錯覚する」方法だ。

◾️セルフプラシーボの基本原則 — 小さな儀式

 

まず大事なのは、“形から入る”こと

人の脳は、「行動」を「感情より先」に処理する

 

気分が乗らない時でも、

行動すれば、あとからやる気が湧いてくる

  • 朝、コーヒーを飲んで「これで今日もやれる!」
  • 会社に着いて「よっしゃ楽しむぞ!」
  • 会社から一歩出たら「集中終了!自由!」

こうした小さな“儀式”をつくると、

脳がそれを「区切りのサイン」として認識する。

 

儀式というと大げさだが、

要は脳をだますスイッチを持つということ。

 

「自分の心を整える合図」を習慣にし、

ポジティブな言葉をスイッチのタイミングで唱える

 

すると脳が、

「主は今日もポジティブやん」

ポジティブでいる事が当たり前だと信じ込んでくれる。

◾️道具を使う — 香り・音楽・色彩のプラシーボ装置

 

次に、“外部の刺激”を利用する方法だ。

 

脳は視覚・聴覚・嗅覚に強く反応する。

  • 「香り」
  • 「音」
  • 「色」

を上手に使えば、手軽に気分を変えられる

● レモンやミントの香り →

交感神経を刺激し、集中力アップ

● ラベンダーやベルガモット

副交感神経を優位にし、リラックス

● オレンジや黄色の小物 →

脳が「快楽ホルモン」を出しやすくなる

この“外的プラシーボ”は、科学的にも根拠がある。

 

香りや音楽の刺激が、

ドーパミンセロトニンの分泌を促すからだ。

 

お気に入りのハンドクリームや音楽を“お守り”として使うのも立派な心理的処方箋。

 

「これがあると安心する」

と思えた瞬間、脳が"幸せホルモン"(セロトニンを作り始める。

 

ちなみに僕の姉は、

幼少期から高校卒業まで同じブランケットを使い続けた。

◾️宣言の力 — 自分に言葉を投げかける儀式

 

プラシーボの基本は“信じること”

信じるために一番強いのは「言葉」だ。

 

心理学ではアファメーションと呼ばれる。

つまり、“自分に宣言する”こと。

 

ただしポイントは、

「ポジティブすぎないこと」

×「私は完璧だ」「絶対うまくいく」

→ 脳が「そんなわけない」と反発する。

おすすめは、“現実に寄り添う短文宣言”

  • 「楽しい」
  • 「嬉しい」
  • 「ありがとう」

「言霊」という言葉があるくらい、

言葉の力は強力だ。

 

軽く「消えたい」という言葉を使っていた人が、

どんどんネガティブ思考になっていくのを僕は見た事がある。

 

だから社会人にはポジティブなプラシーボ言語

 

強すぎないポジティブを意識して、

“今の自分と環境を認める”ための呪文に変えるのがコツだ。

▶︎言葉の力をウソップから学ぶ記事はこちら

◾️本当の問題を無視してはいけない線引き

 

ここで大切な注意点がある。

 

プラシーボ効果はあくまで“応急処置”

根本的な問題を誤魔化すための薬ではない

  • 職場でのハラスメント
  • 過重労働
  • 慢性的なうつ状態...

これらは「思い込みで何とかなる」というものではない。

 

そんな環境でプラシーボに頼ろうとしても、

逆に“ノセボ効果”を生むだけだ。

 

人は心に作られるものであるが、

環境に作られるものでもある

僕は過去にギャンブル依存症だった。

 

それは環境によるもので、

環境が変わったことで抜け出す事ができた

▶︎ギャンブル依存の抜け出し方の記事はこちら

 

プラシーボ効果は、

脳に現実を誤認させて効果を出すものだ。

 

万能薬ではない

 

自分の現状を見極め、

必要な場合は逃げる選択も重要になる。

 

“逃げる勇気”は、

時に最も現実的な「楽に生きる方法」となる。

▶︎社会人に必要な現実逃避の記事はこちら

◾️まとめ:プラシーボ効果は“補助輪”

 

プラシーボ効果は、

絶対的に楽に生きさせてくれる特効薬ではない

 

楽に生きるのを補助してくれる、

いわば“心を整える補助輪”だ。

 

心が折れそうな時、

「信じてみる」ことから始めてみよう。

  1. お気に入りの香りを嗅ぐ。
  2. 状況に合った色を配置する。
  3. 大き過ぎない「ポジティブな言葉」をつぶやく。

それだけで、脳は“生きる準備”を整え始める

 

現実を無視しすぎた思考は、

“ノセボ効果”で逆の準備を整え始める

 

プラシーボは、痛みを完全に消すわけではない。

だけど「生きるのを少し楽にしてくれる力」がある。

 

次章では、

プラシーボ効果を仕事でどう使うか?

僕が試してみた“職場プラシーボ術”を紹介していこう。

テーマは、「楽しくない仕事を、少し楽しくする方法」


 

第4章:プラシーボ効果で楽しくない仕事を少し楽しく

 

「仕事は仕事」

そう割り切っている社会人は多いだろう。

 

だがつまらない日々の繰り返しの中で、

心が擦り減っていくのが現実だ。

 

ここでは、僕がやってみて効果があった、

ズルい職場プラシーボ術を紹介する。

 

継続してこのブログに来てくれている読者の方なら分かると思う。

僕は多分頭がどうかしている

 

まぁでも、ちょっと真似してみてほしい。

◾️僕が仕事中に「楽しい」と叫んでみた

 

「仕事が楽しくて仕方ない」

心からそう言える人は、きっと変態である。

 

僕は色々な仕事を経験してきたが、

仕事自体を「楽しい」なんて思えなかった。

  • 時間に縛られるストレス
  • 同じような作業の繰り返し
  • 自分より仕事に不真面目な上司...

ある日ふと、キチゲを発散したくなった

「楽しい!」

仕事中に叫んでみた。

 

もちろん、仕事は1ミリも楽しくない

「楽しい!」

同僚も僕に乗って叫んだ。

なんとも不思議な職場である

みんながストレスを抱えた職場だったが、

僕たちの叫びにつられて笑顔が沸いた

 

そして僕自身もなんだか楽しくなってきた。

 

心理学的に言えば、

人間の脳は「言葉に感情を合わせようとする」性質を持つ。

 

つまり「楽しい」という言葉を使うと、

脳はその裏付けを探し始める

 

プラシーボ効果の起動である。

 

仕事の内容が変わっていない。

なのにその日は、楽しい気分で1日を終えた

 

あの時は「なぜ楽しい気分なのか?」なんて分からなかったが、今考えると無意識にプラシーボを使っていた。

 

仕事がつまらなくてたまらない人は、

「今日も楽しい!」

なんて突然叫んでみてほしい。

白い目で見られる覚悟は忘れずに

◾️休憩時間の水を“超神水”として活用

 

休憩時間に飲む水を超神水と名付けてみた。

ドラゴンボールで登場するあれである。

「この水を飲むと、パワーアップする」

そう唱えてから一口飲む。

お察しの通り、僕は頭がちょっとアレだ。

 

だが、これは脳科学的にも意味がある

人間の脳は「儀式的な行動」に安心を感じる仕組みを持つ。

 

例え根拠のない“おまじない”でも、

行為自体が自律神経を整え、副交感神経(リラックスモード)を優位にする

 

“意味付けのある休憩”は、

ただの休憩よりも回復力が高いということ

僕は仕事で疲れた時、こう唱えていた。

「この水で疲れが回復する」

それは仙豆だが、まぁ細かいことはいい。

 

それだけで、本当に少しだけ集中力が戻ってくる

元々水に特別な力があるわけじゃない。

 

でも超神水という“設定”を与えると、

脳はそれを“心を落ち着かせるもの”として受け取ってくれる。

 

脳は意外とチョロいのである。

 

小さな思い込みが、日常をほんの少し変える。

これこそ、社会人がすぐ使えるプラシーボ術のひとつだ。

◾️【対人関係プラシーボ】苦手な人は「教材」

 

職場の人間関係のストレスは、

プラシーボ術の最大の活用分野だ。

 

●苦手な人を「人間関係の教材」と位置づける:

  • 「上司は『対話スキル』の経験値をくれるはぐれメタル
  • 「この同僚は『ストレス耐性』を上げる為の特殊キャラ

 

●言動に反応せずゲーム的視点で観察する:

  • 「どうすればこの敵キャラを攻略できるか」

メタ認知(一段高い視点からの観察)により、ネガティブな感情が湧くのを防ぐ

「自分はゲームの攻略に集中している」

こんな錯覚を脳に与えてあげる。

 

すると嫌なあの人は、

成長のために存在する「不可欠な教材」へと意味を変える

 

でもね、上司をあまり嫌わないであげてほしい。

「おい!はぐれメタルはよ逃げろ!」

なんて言わないであげてほしい。

▶︎上司も社畜という事実の記事はこちら

 

◾️まとめ:小さな変化が“心地よい継続”を生む

 

プラシーボ効果の本質は、“錯覚を味方にする力”だ。

仕事の内容を変えずに、意味の角度を少し変える

 

それだけで「退屈」「訓練」になり、

疲労「回復の儀式」になる。

 

大事なのは“完璧に信じること”ではなく、

「ちょっと楽しもうかな」くらいの軽さだ。

 

プラシーボ効果は魔法ではない

どんなに思い込んでも、空は飛べない

...と思う。

 

だけど現代の社会人にとって、

最も現実的な「楽に生きる方法」になり得る。

 

頑張りたくない日こそ、

自分の脳を上手に“だまして”あげよう

 

同じ仕事が、少し違って見えてくるから。

でも、上司には優しくね

 

次章(本文最終章)では、

プラシーボ効果をさらに強化する為に、

「幸せホルモン」との組み合わせ方を紹介する。

あなたの心がもっと軽く、晴れる日を増やすために。


 

第5章:プラシーボ+幸せホルモン:心が晴れる日を増やす

 

ここまでの章で、

"思い込みが現実を変える"と分かったと思う。

 

だけどいくらプラシーボ効果を使っても、

空を飛べるようにならないという現実も知った。

 

この効果を応急処置で終わらせず、

持続的な幸福感に変えるために必要なことがある。

 

プラシーボ効果を「幸せホルモン」の分泌と結びつけるのである

◾️プラシーボと幸せホルモンの相互作用

 

プラシーボ効果を“最大化”する鍵。

それは「幸せホルモン」にある。

 

脳は“気分のいい状態”のときに、

思い込みの影響を最も強く受けるという。

  1. セロトニン
  2. オキシトシン
  3. エンドルフィン
  4. ドーパミン

これら“幸せホルモン”が活性化していると、

脳はポジティブな暗示を現実のように処理する

 

つまり、「自分はうまくいく」と信じやすくなるのだ。

逆に、ストレスでコルチゾール(ストレスホルモン)が優位なとき...

プラシーボ効果「楽に生きる」という事が難しくなる

 

「どうせ無理だ」

というノイズが、暗示を打ち消してしまうからだ。

 

これは心理学的にも実証されている。

プラシーボ効果は、

“脳内化学物質の変化”と密接に関係しており、脳の報酬系前頭前皮質線条体)が活性化することが分かっている。

 

つまり幸せホルモンは、

「プラシーボの燃料」みたいなもの。

 

だからこそ、

“気分を上げる仕組み”を、日常の中に埋め込むことが重要だ。

 

幸せホルモンがプラシーボの燃料で、

幸せホルモンを作る為にも脳の栄養が必要で...。

▶︎脳の栄養不足の危険を伝える記事はこちら

◾️プラシーボ効果を増幅させる習慣

 

心が疲弊するのは、

常にストレスホルモン(コルチゾールが優位な状態にあるからだ。

 

コルチゾールを下げ、幸せホルモンを増やす。

そのためには、「頑張りすぎない習慣」が必要だ。

 

① 昼休みに「ボーッと散歩する儀式」

 

休憩中に目的もなく5分だけ散歩し、

その間に「自分は脳に最高の休暇を与えている」と強く信じ込む

 

日光を浴び、セロトニン分泌が促され、

さらに「自分は休んでいる」という思い込みで副交感神経が優位になる

 

頑張って筋トレをするよりも、

よほど効率的な心のリフレッシュ法だ。

② 寝る前の「感謝のプラシーボ」

 

寝る前に「ポジティブな言葉」を3つ思い浮かべる。

  1. 「今日も布団で寝られて嬉しい」
  2. 「ご飯が美味しかった」
  3. 「しんどいけど辞めずに偉い」

この儀式はオキシトシンの分泌を促し、

ストレスを洗い流すのに役立つ。

 

「明日も頑張れる」

というポジティブで最高のプラシーボにもなる。

▶︎頑張らないメンタルケア術の記事はこちら

◾️“頑張りすぎない”仕組み作り

 

プラシーボ効果を持続させるには、

そもそも“頑張りすぎない環境”が必要だ。

 

ストレス状態の脳は、

「防御モード」に入り、暗示を受け入れにくくなる

 

プラシーボを信じる余裕がなくなるという事だ

 

だから、まず“頑張らない仕組み”を作る。

それが、実は最強のプラシーボ対策になる。

僕のおすすめは、

「頑張ることをスケジュールに入れない」こと。

  • 月曜は“ウォーミングアップの日”

  • 火曜は“やる気が出たらやる日”

  • 水曜は“ダラダラしても許される日”

“頑張らない前提”をカレンダーに組み込む

 

人間の脳は「予想外のストレス」に弱い

 

だから頑張らないと決めておけば、

サボることへの罪悪感が薄れる。

 

どうせやり始めればやってしまうもの

結果的に、パフォーマンスが安定する

◾️まとめ:プラシーボで楽に生きる

 

プラシーボ効果は「信じる」ことを通して、

脳の働きを優しくチューニングする技術だ。

 

幸せホルモンは、

チューニングを安定させる“潤滑油”

思い込み × 幸せホルモン = “自分をうまく騙す力”

社会人として生きていると、

どうしても“頑張らなきゃ”が正義になる。

 

でも、少しくらい"ズルくゆるく"生きてもいい。

 

仕事がつまらないなら、

「今日はクソゲーの日」と思い込んでみよう。

 

疲れて動けない日も、

「今日はメンテナンスの日」と言い聞かせよう。

 

それだけで、心の負担は確実に軽くなる

 

プラシーボ効果を使いこなすことで、

現代社会をもっと楽に生きられると思う

 

「自分の人生楽しい!」

その思い込みが、いつか現実に寄ってくる。


 

あとがき:頑張るあなたへ贈るささやかな呪文

 

長文を読んでいただき、本当にありがとうございます。

  • 「もっと頑張らないと」
  • 「誰かの期待に応えなきゃいけない」

社会人は、こんな見えない重圧と戦っている。

 

そんな社会で心がしんどくなるのは、

真面目で、優しくて、誰かのために頑張れる人だと思う。

 

でも、もう自分にムチを打たずに、

他の誰かにするように自分に優しくしてほしい

 

プラシーボ効果の力は、

「自分に優しく、楽に生きるための許可を与える」こと。

 

あなたは十分頑張っている。

本当に偉い

 

もう頑張りすぎないで、

今日から、少しだけ魔法の言葉を自分に唱えてみよう。

「楽しい今日も脳を騙して楽に生きるぞ」

そのズルい一言が、

きっと心を昨日より軽くしてくれるはず。

 

もしまた心が疲れたら、

いつでもこの場所に戻ってほしい。

 

あなたが頑張らず楽に生きられることを、

ナマケ者は怠けながら応援している。

 

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ーナマケ者今日のひとことー

※ナマケ者の声が流れるので注意してください。👆

 

ここまで読んでくれて、ほんとうにありがとう。

ナマケ者は、プラシーボ効果の可能性にワクワクしながら今日もゆるく息してます。

☕ よろしければ、他の記事も読んでいってください。

きっと、今のあなたに寄り添う言葉があります。

 

 

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無理せず、のんびりいきましょう。ではまた。

 

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