
「なんのために働いているんだろう?」
仕事に疲れた社会人なら、
一度はそう自問したことがあるはずだ。
早起きし、理不尽な上司に頭を下げ...
それでも手元に残るのは、
微々たる給料と、漠然としたお金の不安だけ。
僕も同じだった。
そのお金の不安を埋めるために、
「楽して稼ぎたい」という甘い誘惑に乗り、
- 株式投資
- FX
- パチンコ…
様々なギャンブルに手を出し、
総額1000万円以上を溶かした男。
不屈の戦士、ナマケ者である。
そしてその失敗の集大成として、
積立NISAでさえ損をして終わったという経験がある。
「NISAは長期でやれば99%儲かる」
誰もがそう言う。
しかし僕は、短期で解約した結果...
約30万円損した。テヘッ
本来15〜20年という長期投資で育てるべき。
「すぐにお金が必要だったのだ」
このとき僕は思った。
「投資は本当に投資なのか?それともギャンブルなのか?」
哲学の始まりである。
この記事は、僕の失敗談を赤裸々に語りながら、投資とギャンブルの決定的な違いを解き明かす。
- なぜ社会人は「楽して稼ぎたいワナ」にハマるのか?
- どうすればお金の不安から解放されるのか?
結論から言うと投資とギャンブルは、
「ルールを守れるかどうか」の違いだ。
僕みたいに途中でルールを破れば、
投資すらギャンブルに堕ちる。
「NISAを始めたけど、続けていいのかな」
もし今あなたがこんな不安を抱えているなら。
僕の失敗談がお金に縛られない生き方を見つけるための、確かな教訓となるはず。
ナマケ者らしくゆるく、でも真面目に。
「投資とギャンブルの境界線」を見つけにいこう。
目次

第1章:社会人が陥る「楽して稼ぎたい」のワナ
「投資って、やれば誰でも簡単に儲かるんでしょ?」
そんな甘い考えを、
社会人なら一度は抱いたことがあるのではないか?
僕だけか?
◾️不労所得に憧れ投資デビュー
社会人になって数年。
仕事のストレスと将来のお金の不安を抱えていた僕は、「不労所得」という言葉に心を奪われた。
「働かずお金が入ってくる?最高じゃん!」
ネット証券がまだ1社しかなかった時代。
さっそくネットで証券口座を開設。
20万円を入金し株式投資デビューを果たしたのだ。
気分はすでに億万長者である。
しかし現実は...
地味で、退屈で、そして残酷だった。

◾️投資と20万円の塩漬け株とリーマンショックと
当時の僕は投資の知識がゼロに等しかった。
「株式投資入門」みたいな本を一冊読み、
「これで勝つる」と根拠のない自信を持っていた。
当時はまだ単元未満で株式を購入できない。
20万円で買える株式なんて限られていた。
やっとこさ買える株式を見つけ、
さっそく購入したが...値動きがほとんどない。
デイトレードを考えていたが、
数日どころか数週間見ていても、ピクリとも動かない。
「1円プラス?つまらん……」
さっそく僕は飽きた。
20万円の株式を放置。
俗に言う“塩漬け株”である。

そして数年後─
忘れたころにリーマンショックがやってきた。
世界中が影響を受けたあの衝撃。
「仕事休めてラッキー」
僕はそのくらいにしか思ってなかった。
のほほんである。
ニュースがお金の不安を煽る。
そこで思い出した。
「そういえば昔20万円で株式買ったな」
久しぶりに証券口座を開いてみる。
残高はきれいにゼロ。
「あれ?俺の20万円、どこ行った?」
教科書通りの典型的な初心者の失敗だった。

◾️「投資=簡単に儲かる」幻想が投資をギャンブルへ
なぜ僕はこんな初歩的な失敗をしたのか?
理由は単純。
「投資=楽して儲かる」と信じていたからだ。
当時の僕にとって株式投資は、
真面目な資産形成の手段ではなかった。
「ワンクリックでお金が増える魔法」
くらいに思っていた。
株式投資ではなく、
“株式ギャンブル”だったのだ。

「当たったら仕事辞めよう」
宝くじを買う人は夢を見る。
僕はそれと同じ感覚で運に全てを任せた。
でも現実はそんなに甘くない。
「世界はこんなにも残酷なんだから」
株式投資は基本的にプラスサムゲーム。
だが知識がないまま飛び込んだ。
当時の僕は、ただの“カモネギ”だった。
あの時の僕に"いあいぎり"!

◾️僕達がギャンブル的に投資を始める理由
ここで問題提起をしたい。
なぜ多くの社会人は「ギャンブル的」に投資を始めてしまうのか?
答えはシンプルで、疲れているからだ。
- 仕事に追われる
- 理不尽な上司に叱られる
- 給料は上がらない
そんな状況で不安になる。
「将来のお金は大丈夫だろうか?」
不安になると人は近道を探したくなる。

そのとき目に飛び込んでくるのが、
- 「投資で不労所得」
- 「株でラクして資産形成」
- 「私は投資で人生変わりました!」
こんな甘いキャッチコピーだ。
疲れている社会人ほどその誘惑に弱い。
僕もまさにそのパターンだった。
だがそんな事はあの時の僕は気づかない。
失敗はまだまだ続く。

◾️まとめ:社会人がハマる“投資のワナ”
勉強した今だから分かるが、
株式投資は時間をかけて育てていく「未来への種まき」だ。
何を育てたいのか考えてから始めないといけない。
僕はバナナを育てたいのにナスの種をまいた。
どちらも育て方が違う。
だから腐って無くなってしまった。
心身が疲れている社会人は、
考える事も待つ事も出来ない状態になる。
- 「すぐに結果を出したい」
- 「一発逆転したい」
- 「早くお金の不安から解放されたい」
そうして投資を始めたはずが、
実は投資ではなくギャンブルになってしまう。

僕の20万円はリーマンショックで消えた。
それは知識不足だけが原因じゃない。
「楽して稼ぎたい」
その心の隙を突かれた結果だったのだ。
こうして僕は、社会人が最も陥りやすい“甘いワナ”に、見事にハマってしまった。
社会人が投資で失敗しないためには、
まず“投資とギャンブルの違い”を知ること。
その違いを知らなかった僕は、
このあとギャンブルの世界へ転落していく─
次章では、ギャンブルで約1000万円失った体験を話す。

第2章:ギャンブルにハマった僕の地獄体験
「もう投資なんてしない!」
リーマンショックで20万円を失った僕は、
槇原敬之の歌のようにそう心に決めた。
だが現実は甘くない。
人間というのは不思議なもので、
忘れてしまう生き物だ。
「お金を失ったショック」は時が経てば薄れる。
そしてまた求めてしまう。
「お金を一瞬で増やしてお金の不安を消したい」
その結果僕はギャンブルにハマっていく。
「もう投資なんてしないなんて言わないよ絶対」

◾️パチンコ編:ギャンブルで600万円溶かした記録
20代中盤、転職先で中学時代の友人と偶然再会した。
彼はいわゆる「パチンカス」で、毎日のようにホールに通っていた。
「一回だけ付き合ってみなよ」
その誘いに乗ったのが、地獄への入り口だった。
ビギナーズラックというやつは本当に存在する。
僕は初月で30万円のプラス。
「パチンコって簡単じゃん!」
僕はすぐ勘違いするのである。
そこからはもーう転落人生。
- 仕事終わりにパチンコ屋
- 休日は朝から並んでパチンコ屋
- ご飯代を削ってパチンコ屋
今の僕からは考えられない圧倒的行動力!
6年近く通い続けるという圧倒的継続力!
気づけば総額600万円以上を失っていた。

◾️パチンコ編:ギャンブル依存の正体
幸い借金はしなかったが、
怪人アラサー貯金ゼロ男の完成である。
人間関係後回しでギャンブルにのめり込み、
残ったものは右腕の持久力だけ。
「ギャンブルは身を滅ぼす」
この言葉を身をもって体験した。
これこそドーパミンの罠だ。
- 「勝った快感」を強烈に記憶する
- 「負けた痛み」はすぐに忘れる
人間の脳はこんなおバカさんなのだ。
「もうしない」なんてその場で思っても、
「行けばまた勝てるかも」と思ってしまう。
その繰り返しがギャンブル依存の正体だ。

◾️FX編:ギャンブルの魅力【200万利益】
「パチンコはもうやめて、もっと賢く稼ごう」
そう思って次に手を出したのがFXだ。
海外口座なら追証なし─
そんな謳い文句に惹かれ、すぐに口座を開設した。
(驚異の行動力である)
最初は10万円から始めた。
すると、相場は僕に味方した。
2ヶ月で10万円が90万円になったのだ。
「普通に働くのがアホらしい」
そう思ってしまうほどの金額。
欲が出て、レバレッジを上げていった。
気づけば一晩で200万円の利益を手にしていた。
だが─
人間は「もっともっと」をやめられない。
「まだまだ伸びる!俺は才能があるから分かる!」
そんな根拠のない自信で眠りにつく。

◾️FX編:200万利益からロスカット地獄へ
朝起きて、目が覚めて、ナマケ者ぼんやり考えた。
「...あるぇ?画面赤くない?あるぇ?」
FX取引では、含み益は青で含み損は赤で表示される。
「あれれ?おかしいぞぉ〜」
昨夜の含み益200万円が含み損10万円に。
コナンも真っ青である。いや、真っ赤か?
「今損切りすれば傷は浅い」
そう分かっていても、感情が邪魔をする。
「上がれ!」その祈りも虚しく...
強制ロスカット
口座残高はきれいにゼロになった。テヘッ
それでも一度成功した快感が忘れられない。
ドーパミンドバドバである。
結局FXでは50万円の損失を抱えて撤退した。

◾️その他のギャンブル:【1000万円】の代償
ナマケ者の快進撃は止まらない。
「ワンクリックで稼げる」
そう宣伝されていた、オンラインカジノやバイナリーオプションなんかにも手を出した。(10年以上前)
自分なりに必勝法を考えて挑戦。
後に知ったが、マーチンゲール法というやつ。
自分でそこまで辿り着いたって凄くない?

もちろん結果は惨敗だ。
「世界はこんなにも残酷なんだから」
勝った快感は一瞬。
負けは「取り返せばいい」と思ってしまう。
こうして僕は、
合計1000万円近くをギャンブルで失った。
爆笑である。
今では笑い話だが、当時は本当に地獄だった。

◾️投資とギャンブルの境界線
ここで改めて考えたい。
なぜ僕は「投資の失敗」から「ギャンブル依存」へと転落したのか?
答えはシンプルだ。
投資とギャンブルの境界線が曖昧だったから。
● 投資とは:
「長期的に期待値がプラスのものに資金を投じる」
● ギャンブルとは:
「短期的に期待値がマイナスのものにお金を突っ込む」
本来はこのくらい明確な違いがある。

だが当時の僕はどちらも同じ、
「お金が一瞬で増えるかもしれない遊び」だった。
心理学的にも、人はストレスや不安が強いと「即効性のある快感」を求めやすいと言われる。
だから社会人は仕事で疲れるほど、
ギャンブルの罠に引っかかりやすいのだ。
僕のようにギャンブルにハマらないでほしい。

◾️まとめ:投資とギャンブルは似て非なる物
- パチンコで600万円
- FXで50万円
その他も含めて僕は約1000万円を失った。
「依存」という言葉で片付けるには、
あまりに高すぎる授業料だった。
高額商材屋もビックリである。
投資とギャンブルの境界線を知らないと、
誰でも破滅する可能性はある。
僕の失敗は、その証明なのだ。
過去の僕を反面教師にして、
あなたはギャンブルにハマらないでほしい。
僕の屍を越えていけ。
次章では、“投資なのにギャンブル化”してしまった積立NISAの失敗を赤裸々に語ろう。

第3章:【NISAは短期解約で損する】僕の失敗談
「ギャンブルじゃなくて、ちゃんと投資をやろう」
パチンコ・FX・オンラインカジノ...
なんやかんやギャンブルで、
約1000万円を失った僕は、ようやく悟った。
「ギャンブルはやめて、これからはコツコツ投資だ!」
※端折ったが、ギャンブル依存から抜け出すのは簡単ではない。
勢いで楽天証券にアクセス。
積立NISAの口座を開設した。
驚愕の行動力である。ニッコリ

◾️積立NISAで「投資家デビュー」
毎月3万円を米国株インデックス(S&P500)に積立。
- 「ギャンブルとは決別だ!」
- 「資産形成をする大人に俺はなる!」
そんな意気込みで始めたのが、社会人10年目頃。
勉強してみれば、
投資信託は「長期投資」でこそ意味があるという。
過去のデータだが、
15〜20年間継続すれば絶対に資産が増えるのだとか。
「時間」を味方につけるのが鉄則。フムフム
頭では分かっていた。
でも、人生はそんなに優しくない。
「世界はこんなにも残酷なのだから」

◾️ストレスと退職と希望を砕く積立NISA
積立NISAを始めて1年半後。
僕は人間関係のストレスで仕事を辞めてしまった。
心も身体も限界だった。
「もう、誰とも関わりたくない…」
失業保険を受け取る手続きすらできなかった。
ただ家に引きこもって、最低限の生活をするだけ。
本当にしんどかったな。笑
半年が過ぎ、残金は20万円を切った。
「やばい...お金がない...」
そこで思い出したのが積立NISA。
毎月3万円を約2年。
24×3=72
合計で70万円くらいになってるはず!

◾️お金がない...積立NISA解約で30万円の損
口座を開き驚愕の事実を目の当たりに。
「……減っとるやん」
評価価値40万円。あるぇ?
タイミング悪く、市場が下落している時期だった。
そのまま待てば将来プラスに転じたかもしれない。
でも当時の僕にはそんな余裕はなかった。
「今すぐお金が必要」
キャッシングに手を出す人の気持ちが分かった気がした。
僕は投資信託を解約して40万円出金した。
「積立NISAで約30万円損した男」の誕生である。

◾️「現在なら150万円」積立NISAの投資失敗
積立NISAそのものは悪くない。
社会人が始める資産形成としては最適解の一つだ。
失敗の原因は明らかである。
「長期投資を、短期で切ったから」
本来なら20年先を見据える投資信託。
それをたった2年で解約した。
2025年10月現在まで持っていたら、
150万円以上にはなっているだろう。
「投資」が「投機」に変わってしまった。
でも仕方がなかった。
だって本当に人と接触できなかったから。
ここで僕は投資プランの大切さを再確認した。

◾️社会人が「途中解約」で損をする可能性
ここで少し真面目に考えてみたい。
なぜ僕のように「途中解約」で損する人がいるのか?
答えはシンプルだ。
「心に余裕がないから」
- 仕事がきつい
- 給料は上がらない
- 人間関係で消耗する...
そんな状態で投資をしても、長期で待つ心の余裕なんてない。
そう。投資はメンタルゲーである。

- 「今すぐお金が必要」
- 「将来より今日が大事」
そう思うなら積立NISAはするべきではない。
そのメンタルで目的もなく始める投資は、
実は投資ではなくギャンブルだ。
ギャンブルも投資も、
やっていることはお金を入れて、リターンを待つ。
お金を目的と考えるのがギャンブル。
お金を手段と考えるのが投資。
お金を増やす目的を明確にし、
ルールを守り続けるのが投資なのだ。

◾️まとめ:待てない投資はギャンブル
僕の積立NISAの失敗は、制度のせいじゃない。
完全に僕自身の問題だった。
余裕資金でなければ、長期投資は続けられない。
心の状態が整っていなければ、途中で崩れてしまう。
投資は「時間を味方につける」もの。
決めたルールを守れなければ、
たとえ積立NISAでもギャンブルに堕ちてしまうのだ。
投資する人はメンタルをしっかり整えてほしい。
次章では、改めて「投資とギャンブルの違い」を整理しよう。
投資とギャンブルを分ける一番大事な考え方「期待値」というキーワードを紹介する。

第4章:元ギャンブル中毒から学ぶ投資とギャンブルの違い
「投資とギャンブルはどっちも“お金を突っ込んでリターンを待つ”だけ」
そう思っていた時期が、僕にもあった。
でも実際には、投資とギャンブルには決定的な違いがある。
それが「期待値」という考え方だ。
僕の場合は“期待値”より、
“寝たい値”を優先した結果、NISAを即解約した。

◾️「期待値」投資=プラス:ギャンブル=マイナス
たとえば積立NISA。
米国株インデックス(S&P500)の過去データを見ると、15年以上運用した場合、元本割れした事がない。
15年以上S&P500を持ち続けた場合期待値プラス。
一方で、パチンコや宝くじはどうだろう?
パチンコは還元率が80〜90%。
100万円使えば期待値は80〜90万円。
宝くじに至っては還元率が約45%。
100万円使えば期待値は約45万円。
どちらも期待値マイナス。
これが投資とギャンブルの一番大きな違い。
- 投資=期待値プラスを長期で積み上げる。
- ギャンブル=期待値マイナスを短期で回す。
期待値とメンタルを制す者が、
お金を増やす投資を手に入れる。
還元率=割合
期待値=期待できる見返り

◾️哲学・心理学の視点:「欲望のコントロール」
ここで面白いのは「頭では分かっていても人は欲望に負ける」ということ。
S&P500を15年以上保有すればお金が増える。
データを見れば可能性の高さは明らかだ。キリッ
投資をしている人に聞けば分かるが、
お金は右肩上がりには増えていかない。
山谷を繰り返し、暴騰暴落を繰り返し...
15年以上後には元本よりは増えている可能性が高い。

多くの人がその波に耐えられず、
僕のように積立NISAを短期で解約してしまう。
これはまさに「人間の心理」と「欲望のコントロール」の問題なんだ。
哲学者スピノザの思想がある。
「自由とは、欲望を抑えることではなく、欲望を理解しコントロールすることである」
つまり投資とギャンブルの違いは、
「ルールの違い」だけでなく、欲望をどう扱うかの違いでもある。

◾️ギャンブル=悪でなく ギャンブル=娯楽
ここで誤解してほしくないのは、
「ギャンブル=悪」ではないということ。
- パチンコを友達とワイワイ楽しむ
- 競馬場で馬券を握りしめて盛り上がる
- 宝くじに夢を見る
それはそれで娯楽である。
問題は「ルールを守らずお金を突っ込む」こと。
- ルール外のお金を使う
- お金を目的にしてしまう
- 自分に才能があると思い込む
そうなった瞬間ギャンブルは、
娯楽ではなく「依存」や「破滅」につながる。

元ギャンブル中毒が言うのだからそうだろう。
今この考え方の人は、今は投資をしないでほしい。
お金の不安は人をバカにしてしまう。
投資は余裕資金でやらなければ、
結局ギャンブル化してしまう結果になる。
- 「ルールを決めて余裕資金でコツコツ」
- 「ルールを守らず生活費で一発逆転狙い」
ここで道が分かれてしまう。

◾️まとめ:「ルールを守れるか」が分かれ道
結局のところ投資もギャンブルも、
「お金を賭ける」という行為は同じ。
ルールを守れるかどうかで、
投資にもなるし、ギャンブルにもなる。
● 投資:
長期でコツコツ続ける
- 将来的にプラスになる可能性が高い
- ルールを作り守る
- お金を手段と考える
● ギャンブル:
短期で結果を求める
将来的にプラスになる可能性が低い
- ルールを破る・ルールを作らない
- お金を目的と考える
つまり「投資とギャンブルの違い」は、
本人の考え方と行動にある。
そして投資の本質は「焦って結果を求めないこと」
逆に言えば、待てない投資はただのギャンブルだ。
これができる人は、
パチンコすら投資として成り立たせる。
次章(本文最終章)では、ギャンブル中毒がどうやってギャンブル体質から投資体質に変われたかを紹介する。

第5章:元ギャンブル中毒が教える社会人の“ゆるい投資”
投資とギャンブルの違いは?
これはよく聞かれる質問だが、
僕なりの答えはシンプル。
「お金以外の目的があるか、ないか」
基本はこれ。
「お金を増やすこと」を目的にすれば、
投資はほぼ確実にギャンブルになる。
お金は手段であって、
目的にしてはいけないのである。

◾️ギャンブルをしない為に投資目的を明確に
- 「老後の安心を買うため」
- 「資産のリスクを分散するため」
- 「子どもの教育費を準備するため」
こういう具体的な理由がある人は、
暴落が来ても耐えやすい。
“お金を育てる理由”をちゃんと持っているからだ。
「なんとなく儲かりそうだから」
こんな人は投資の勉強もしておらず、
お金が目的になっている可能性が高い。
相場がちょっと下がっただけで、
不安になって解約ボタンを押してしまう。
ガクブルボタンポチっーである。
断言する。
目的が明確に無いなら投資をしない方がマシだ。
長期投資をするはずが、
短期投資を繰り返し資産を減らす可能性が高い。

◾️積立NISAを「解約しない」ルール
僕が学んだ最大の教訓は、
「投資では自分の感情を信用するな」ということ。
だからこそルールを作って、
それを淡々と続けるのが最強。
※前提:S&P500に連動した投資信託を15年以上積立てる。
1. 生活防衛資金をまず確保する
投資する前に、
6〜12か月分の生活費を先に貯金する。
これがないと急な出費や生活環境の変化に対応できず、
「生活費が足りないから売る!」
となり、ギャンブル化する可能性が上がる。
2. 投資を理解する
わけも分からず投資をするのはやめてほしい。
● 証券口座によって手数料が違う
銀行は手数料がかかる事があるので、
● S&P500とはなにか
米国市場の500社に分散投資したもの。
米国市場を買っている認識。
● どのタイミングで売りぬけるか
年数で決めると、ちょうど暴落する可能性がある。
予定より早く目標額を達成したら売るべき。
3. 投資額は“余裕資金”で設定する
「毎月カツカツだけど積立は死守!」
これはNISA口座の解約リスクが上がる。
生活に余裕を持たないと、
ストレスも不安も募る。
メンタルがやられてしまうと、
人はすぐにルールを破ってしまう。
4. 値動きを見ないと決める
- 「毎月〇日に自動積立、チャートは見ない」
- 「20年は放置」
暴落暴騰を目にすると、
冷静でいられなくなる人は多い。
目標を達成できる年数を計算し、
その一年前までは値動きを見ない方がいい。
こういうルールを“事前に”決めておく。
ルールを破れば、投資はギャンブルになる。
上に書いたルールに自分なりの考えを言えないなら、まだ投資するタイミングではない。

◾️理解してない投資はギャンブル
人間の脳は「即断即決」をすると失敗しやすい。
僕は行動ばかりで、
分かったつもりになり失敗し続けた。
「理論上少しでも早く投資した方が将来的に資産が増える」
と言われる。
だが理解していないのに行動するのは、
投資ではなくギャンブルだ。
きっと僕と同じ失敗をする事になる。
投資をしたいならまずは、
人に説明して理解させられるくらい自分が理解してからにしてほしい。
焦った結果お金を失っては本末転倒だ。
少しの先延ばしがあなたの資産を守るはずだから。

◾️まとめ:投資をギャンブルに変えない為に
僕が積立NISAを短期解約して30万円損し、
ギャンブルで約1000万円失う失敗から学んだこと。
投資の成功は「知識」だけでなく、
「メンタル」も必要だとということ。
積立NISAは本来、
時間という最強の味方を仲間にするものだ。
- 生活防衛資金を持たずに始める
- 値動きを気にして感情的になる
それでは途中でルールを破ってしまう。
ルールを破れば、期待値の高い投資でさえ、
ギャンブルに成り下がってしまう。
ゆるい投資とは、放置する勇気だ。
- ルールを事前に決める
- 余裕資金で淡々と続ける
- メンタルを乱さない
焦って動くのは、未来の自分への裏切りになる。
約1000万円の授業料が教えてくれた。
お金の不安から解放される唯一の方法は、
自分の心と欲望をコントロールすることだと。
あなたは僕を反面教師にして、
無駄にお金を失わないよう気をつけてほしい。

あとがき:ギャンブルの失敗から学んだこと
僕はギャンブル中毒だった。
お金を稼ぐ為のギャンブルが、
気づけばギャンブルのために働く生活。
結果的に約1000万円失った。
あなたに同じ思いはしてほしくない。
過去を振り返ると、
あの時の僕はお金が目的になっていた。
だから心から思う。
お金以外の目的を見つけるのが重要だ。
社会人は、毎日が仕事という戦い。
ストレスから抜け出す為に、
最短距離を走ろうとしてしまう。
だが大きなリターンには、大きなリスクがつきまとう。
投資もギャンブルも最終的には、
「自分がどう生きたいか」で決めるしかない。
もしあなたが「未来の安心」を買いたいなら、
僕の失敗談から3つの教訓を抜き出してほしい。
- 余裕資金でコツコツ続ける。
- 積立NISAでS&P500に投資し放置する。
- 相場を気にしない「放置する勇気」を持つ。
このルールを守れば、投資はギャンブルではなく“未来の自分を守るための行為”に変わるはずだ。
投資というカードを持つだけで、人生の景色は変わる。
無理せず、のんびり生きていこう。
あなたの次の一歩が、
お金に縛られない自由な人生につながっている。
「積立NISAを解約して損した僕が言うのもアレだけど...焦って動くより、昼寝してた方が儲かる時もあるよ」
⬇️こんな記事もどうでしょうか⬇️
※ナマケ者の声が流れるので注意してください。👆
ここまで読んでくれて、ほんとうにありがとう。
ナマケ者は、僕と同じ思いをしてほしくない今日もゆるく息してます。
☕ よろしければ、他の記事も読んでいってください。
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無理せず、のんびりいきましょう。ではまた。
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