
- 「あのクソ上司ムカつく!」
- 「あいつ心なんてないんだろうな」
そんな風に思ったこと、ありせんか?
部下が必死に働いている横で、上司は会議に出たり電話したりしているだけ。
あなたは上司の姿を見て「あの人たちはズルい」と感じてしまう瞬間があるかもしれない。
でも本当に上司ってそんなに楽をしている存在なのだろうか?
こんにちは。ナマケ者です。
僕はこれまで様々な職場で働いてきた。
その中で出会った部長や社長たちは、むしろ「辛さ」を抱えていたように思う。
もしかしたら上司もまた「社畜」なんじゃないか?
「上司は楽をしている」と思い込んだり「あんのクソ上司またタバコ吸ってやがる」なんて憤慨するだけでなく、視点を少し変えてほしい。
この記事を読めば、あなたの中の「上司像」が少し変わるかもしれない。
勘違いしないでよね!?
僕はどちらかの肩を持つつもりはない。
ただ事実を事実のまま伝える。
それがナマケ者スタイルだ。
もしも「上司=社畜仲間」だと思えたら、毎日のストレスは今よりも小さくなるかもしれない。
目次

第1章:上司を「敵」だと思ってしまう:心理学が教える誤解の正体
「上司は楽をしている」
そう思ったこと、ない?
僕自身は特にない。
だが周囲の同僚たちはいつも言っていた。
本当に「楽」してるだけ?
こんな不満で盛り上がっていた。
しかし冷静に考えて、上司は本当に“楽”なのだろうか?
実際にはあの人たちも、別の種類の重荷を背負っている。
僕たちが見ているのは、あくまでその人の表面の一部に過ぎない。

◾️上司=権威というイメージの歴史
まず背景を少し振り返ろう。
日本の「上司像」は、高度経済成長期以降に作られたものだ。
当時の日本企業は終身雇用が当たり前。
- 「課長になれば安泰」
- 「部長は権力者」
- 「社長は神様」
そんなイメージが強く刷り込まれた。
だからこそ「上司=権威」「上司=楽してる」という認識が世の中に根づいてしまったのだ。
しかし時代は変わった。
時は令和。
いまや会社は絶対的な安全地帯ではなくなった。
管理職も常に成果を求められる“数字の人質”だ。
けれど僕たちの頭の中の「上司=特権階級」というイメージは、昭和の残像として今なお根強く残っている。

◾️心理学が教える「人の錯覚」
心理学的に見ても、人は他人の苦労を過小評価しやすいという認知バイアスがある。
自分の苦労は大げさに感じるのに、他人の苦労は「そんなの大したことない」と切り捨てがちだ。
だからこそ「自分は毎日こんなに頑張ってるのに、上司は会議に出てるだけじゃん」という不満が生まれる。
だけど会議での一言が、数百万円、数千万円の契約を左右することもある。
あるいは部下を守るために、役員からの理不尽な圧力を一手に引き受けているのかもしれない。
だけど僕たちからは見えない。
それゆえに「楽そう」と誤解してしまうのだ。

◾️立場が人を縛るということ
もうひとつ大事なのは「立場が人を縛る」という現実だ。
人は役割を与えられると、その役割に合った振る舞いをしなければいけないと無意識に思い込む。
心理学者ゴッフマンの「役割理論」にも通じる話。
人は社会の舞台で与えられた役を演じ続ける生き物なのだ。
上司が厳しく見えるのは、そう“演じざるを得ない”からかもしれない。

本当は優しくしたい。
もっとラフに話したい。
けれど部下に「こいつ頼りないな」と思われたらチームが崩れる。
役員に「弱腰」と見られたら評価が落ちる。
だから嫌われると分かっていても、あえて冷たい言葉を選ぶ。
まるで仮面をかぶっているかのように。
僕が以前出会った部長も、
「家では怒らないんだけど、職場では“鬼”を演じるしかないんだよな」
と苦笑いしていた。
鬼のような顔で。
立場が人を演じさせ、その演技がまた「上司は敵だ」という誤解を生む。
ある意味で、上司もまた立場の“人質”なのだ。
(平和主義)
(戦闘モード)
「頼りない」と思われたら
チーム崩壊...
「弱腰」だと思われたら
評価ダウン...

◾️勘違いがつくる「敵対関係」
「上司=苦労していない」
この認識は、下の人間の勘違いかもしれない。
楽しているように見えて、実は別の形で苦しんでいる。
強そうに見えて、実は誰よりも脆い。
それでも人は「自分は大変だけど、相手は楽をしているに違いない」と思い込み、敵を作り出す。
けれど敵を作った瞬間、職場は戦場になる。
上司と部下は対立し、互いにストレスを増幅させてしまう。
そんな構図は誰のためにもならない。
たまには本当に楽してる人もいるけどね。

結論を先取りするなら、上司は決して“敵”ではない。
むしろ僕らと同じように、組織の中で生き残るために必死な“社畜仲間”なのだ。
この視点を持てるだけで、少しだけ肩の力が抜ける。
「敵」ではなく「仲間」と思えるかどうかが、あなたの働き方を大きく変える第一歩になるだろう。
次章では、僕が話した社長や部長の思いを伝える。
僕も直接聞くまではそんな人だとは思わなかった。

第2章:管理職のリアル:僕が聞いた「雇われ社長と部長」の絶望
「上司って楽そうだよな」
僕が新人だった頃に同僚と居酒屋で飲むたび、必ず誰かが口にした言葉だ。(誰がおっさんや!?)
事務所で座って部下に仕事を振って、自分はパソコンに向かっているだけ。
そう見えるからこそ「いいよな、上司は」なんて言ってしまう。
けれど、社会人として数年を過ごすうちに、僕はその“幻想”がいかに脆いかを知ることになる。

◾️部長曰く:英語ができたら こんな会社にいない
きっかけはなんだっただろう?
仕事中にふと部長に聞いてみた。
「部長は英語を喋れますか?」
お察しの通り、僕はB型だ。
空気なんて読まないし、距離感がバグることもある。
「英語ができたら、俺はこんな会社で働いてないよ」
部長は笑いながら答えた。
(空気?読んでません)
英語ができたら、
こんな会社にいないよ(笑)
僕は笑いながらも妙に引っかかった。
部長は普段いかにも「俺は自信満々だ」という顔で指示を出す。
怒鳴ることもあれば、理不尽な要求もする。
部下たちからすれば“敵”のように映る存在だ。
でもその言葉を聞いた瞬間、彼が自分のキャリアや選択を後悔していることが透けて見えた。
「もっといい人生があったかもしれない」
なんて思いながら、今の立場を守るために踏ん張っている。
そんな弱さを垣間見た気がした。
僕は思わず部長の頭をナデナデした。
(カツラだったからしていない)

◾️部長曰く:辞めたいなんて いつも思ってるよ
また僕は、他社の部長とも付き合いがあった。
その部長はある日ふとつぶやいた。
「辞めたいなんて、いつも思ってるよ」
これには驚いた。
役職の無い人間が「もう辞めたい」と愚痴を吐くのはよく聞いていた。
だが相手は他者の部長。
会社の管理職の一員だ。
そんな彼が同じことを考えていたなんて。

彼との関係性で言えば、僕の会社が彼の会社の製品を買う側。
たまに「接待」として飲みに連れて行ってくれていた。
もうすぐ定年の歳の彼は、なぜか僕にそう打ち明けてくれた。
もしかしたら僕が、
「辞めたいと思った事はありますか?」
なんて聞いたのかもしれない。
お察しの通り、僕はB型だ。
いつもニコニコして感じのいいおじさん。
そんな彼も実際は会社の圧力に潰されそうになっていたのだ。
立場が上がれば自由になる。
そんな事は幻想だ。
むしろ逆で、逃げ道はどんどん塞がれていく。

◾️雇われ社長曰く:本当は悪役になりたくない
さらに衝撃だったのは、ある中小企業の“雇われ社長”に会ったときのことだ。
その人はこう打ち明けてくれた。
「本当は悪役になりたくない。でも、会社を上手く回すには悪役が必要だ」
役職が上がれば上がるほど決断は重く、そして孤独だ。
- 社員の生活
- 会社の存続
- 取引先との関係
自分の家族も守らなければならない。
全方向に責任を背負いながらも、誰かを犠牲にする判断を迫られる。
「社長=勝ち組」なんてイメージは、外側から見ている人間が勝手に抱く幻想にすぎない。
- 「ここ辞めてコンビニで働けば?」
- 「家でアドラー心理学読んでこい!」
は行き過ぎな気がするが。
(パワハラが騒がれる前)
(社員・家族・取引先)
でも、会社を回すには
悪役(ヒール)が必要なんだ...」
(おじさんに対して:「コンビニで働けば?」「アドラー読め」)
▶ ついついマウントとっちゃう人が読む記事◾️責任と孤独は 年収と比例する
年収が上がれば豊かになる─。
そんな単純な話ではない。
確かに出世すれば収入は増えるが、同時に責任と孤独も比例して増えていく。
心理学者マスラックらが提唱した「バーンアウト(燃え尽き症候群)」の研究では、管理職やリーダー職が燃え尽きに陥りやすいことが指摘されている。
厚労省の統計を見ても、管理職層の自殺率は一般社員より高い傾向がある。
「給料をもらってるんだから我慢しろ」
という理屈は一見もっともらしく聞こえるが、その裏で心をすり減らし、命を削っている人がいる現実を見落としてはいけない。
一般社員の自殺原因のトップは「健康問題」だが、管理職のトップは「勤務問題(仕事の悩み)」である。
管理職は、心身の不調よりも先に「仕事の重圧」に押し潰されている現状が読み取れる。
◾️「逃げちゃダメだ!」…でも逃げられない
アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のセリフ。
「逃げちゃダメだ!」
主人公・シンジが何度も自分に言い聞かせる言葉だ。
若い頃の僕はあの言葉を「弱音を吐くな」「立ち向かえ」というメッセージとして受け取っていた。
でも今思う。
実は上司こそ「逃げちゃダメだ」と自分に言い聞かせ続けているのではないか?

部下の前で「辞めたい」なんて言えない。
家庭を守るためにも働き続けなければならない。
責任を背負った瞬間から、逃げ道は閉ざされる。
責任を負ったからこそ「逃げちゃダメ?」なんて問いは頭から消える。
時には「あんたバカァ!?」と罵られながら、それでも前に立ち続ける。
上司は決して強者なんかじゃない。
むしろ“逃げられない立場”に縛られた...同じ社畜仲間なのだ。

◾️セネカの言葉に救いを求める
「我々を苦しめるのは状況そのものではなく、それをどう捉えるかだ」
上司たちもまたこの言葉に縋るように日々を生きているのかもしれない。
状況は変えられなくても、せめて「意味づけ」を変えなければ潰れてしまう。
それは部下である僕たちと同じだ。
「仕事に振り回されている」という感覚を「経験を積んでいる」と解釈し直すことで、なんとか持ちこたえる。
結局人は立場に関わらず、心の中で同じ戦いをしている。

◾️上司=強者という幻想を超えて
僕は今でも上司に理不尽をぶつけられるとイラッとする。
けれど彼らの弱さや苦悩を知ってからは、その怒りに少し余白が生まれた。
「この人も苦しんでるんだな」
と思えるようになったからだ。
でも僕は、理不尽は我慢できない。
そう、僕はB型だ。
だが上司は敵ではないと理解はしている。
平社員と同じようにプレッシャーと戦い、同じように逃げ道を失った社畜仲間なのだ。
「上司=強者」という幻想を壊したとき、僕たちは彼らを少しだけ理解できる。
そして理解することこそが...
自分自身を救うことにもつながるのだ。
次章では、上司も部下も救われる“ゆるい哲学的な距離のとり方”について考えていく

第3章:「上司=社畜仲間」:イライラを「同情」に変える視点
「上司って敵なの?」
僕も少しそう思った事がある。
まるでスライムみたいに立ちはだかる存在。
- 「経験値もろくにくれないのにエンカウントするなよ」
- 「メタルスライムになって出直しておいで」
第2章で触れたように、僕はB型だ。
まぁ実際には上司も「逃げられない社畜」だったわけだ。
エンカウントしても許してあげてほしい。
彼らは僕たち平社員よりも不自由で、孤独で、責任を押し付けられやすい立場にいる。
ここで大事なのは彼らを「味方だ」と思い込むことではない。
仲間になりたそうな目でこちらを見ていても、悲しそうに去らせていい。
「敵でも味方でもなく、同じ穴のムジナ」だと視点を変えることだ。

◾️「上からの圧」と「下からの圧」の板挟み
平社員の僕たちが感じるプレッシャーは、上司に仕事を振られることだったり、数字や締め切りを守ることだったりする。
でも上司にはもっと複雑な「上下の圧力」がある。
上からは無茶ぶりをされ、下からは部下の不満や反発。
まるでサンドイッチの具材だ。
ベギラゴンを放つのをきっと我慢している。

ある課長がこぼしていた。
「部下に嫌われたくない。でも、本社の指示をそのまま伝えると嫌われる。結局、どっちに転んでもストレスなんだ」
これを聞いて僕はようやく腑に落ちた。
「あの上司ムカつく!」と思う瞬間の裏には上司なりの「言いたくもないことを言わされている」という事情があったのだ。
◾️上司は敵じゃなく同じゲームのプレイヤー
アニメ『エヴァンゲリオン』でシンジは繰り返す。
「逃げちゃダメだ!」
僕は繰り返す。僕はB型だ。
あのセリフは僕たち労働者にとっても痛いほどわかるフレーズだ。
上司もまた「逃げちゃダメだ」と自分に言い聞かせて出社している。
むしろ僕たちよりもずっと強く縛られているかもしれない。
「本当は逃げたい...」
と思っているはずだ。

ここで重要なのは「敵と味方」という二元論をやめることだ。
僕たちと上司は、ただ役割の違うプレイヤーにすぎない。
同じ会社というゲームをプレイしている仲間。
ルールの不条理さに振り回されている被害者同士。
つまり「スライム」じゃなくて「同じパーティの仲間」なんだ。
もしRPGに例えるなら、僕たちは前衛の戦士で、上司は回復アイテムを持たされながら防御に追われる僧侶。
決して万能じゃなく、むしろ「自由に動けない役職」を背負っている。
それで言ったら経営者は画面の前で操作してる感じか?

◾️上司は「強者」ではなく「不自由さの象徴」
「上司=強い人」という固定観念は意外と根強い。
でもよく考えれば、管理職だからといって特別なスキルがあるわけでもない。
- 昇進試験に受かった
- タイミングよくポストが空いた
- ただ年齢的に順番が回ってきた
というケースも多い。
ゴマすりスキルがカンストしてる人もいるが。
管理職になった瞬間から「プレイヤー」から「プレイヤー+管理者」にジョブチェンジさせられてしまう。
その結果現場感覚を失いやすくなり、部下の共感を得にくくなる。
これは「強さ」ではなく...「不自由さ」の表れだ。
哲学者セネカはこう言った。
「我々を苦しめるのは状況そのものではなく、それをどう捉えるかだ」
上司を「権力者」と捉えるのか「不自由な人」と捉えるのかで、僕らの気持ちはずいぶん変わる。
上司は悪いスライムではないのかもしれない。

◾️上司を「社畜仲間」だと気づいた瞬間
ある日、部長がつぶやいた。
「俺も辞めたいなんて、いつも思ってるよ」
あの言葉を聞いて僕の中で何かがほどけた気がした。
「仕事を辞めたい」なんて言う人たちを弱いと思い込んでいた。
「辞めたいのなら、行動に移せばいいのに...」
なんて思ってしまっていた。
でも、部長ですら辞めたくても辞められない。
人は様々な責任を背負って生きているから。

「辞めたい」は弱さではない。
「責任という鎖に縛られるのが辛い」
の言い換えなんだと理解できた。
そこから「上司は同じ社畜仲間」という視点に変わった。
もちろん職場での上下関係は消えない。
理不尽な指示に従わなきゃいけないこともある。
でも心のどこかで「この人も同じく消耗しているんだ」と思えるだけで、憎しみは少し和らいだ。

◾️心を軽くするゆるい哲学
視点を変えてみると、上司への見方が少しずつ変わってくる。
- 敵ではなく仲間。
- 同じゲームのプレイヤー。
- 社畜同士の共犯者。
そう思えたとき僕は、仕事のストレスを少しだけ手放せるようになった。
もちろん上司を無条件にかばう必要はない。
パワハラや理不尽な要求に耐える義務なんて、どこにもない。
そんな上司には労働基準監督署からヒャルダコをくらわしてもらえばいい。
でも「この人も同じように不自由なんだ」と理解することは、自分の心を軽くするための“ゆるい哲学”だと思う。

結局のところ僕たちは誰もが不自由さの中で生きている。
本当は世の中の多くの人は仲間だったりする。
完全に受け入れられなくてもいい。
だけどせめて心の中では「敵」と「味方」を分けずに「同じ社畜仲間」として見てほしい。
それだけで会社という不条理なゲームも、少しだけ攻略しやすくなるのかもしれない。
ベギラゴンを放つのを少し待ってほしい。
この章では、上司も社畜仲間だと知れた。
次章(本文最終章)では、そもそも上司ってなんなんだ?という話をしていく。

第4章:上司を「役職」ではなく「人間」として見るトレーニング
「上司=ロボット」
そんな風に感じたことはないだろうか?
- 感情を押し殺して冷静に指示を出す。
- 文句を言われても顔色ひとつ変えない。
- まるでAIみたいに淡々と働いている。
気づいていないかもしれないが、実は上司も僕たちと同じひとりの人間だ。
- 「未来から来た某ネコ型ロボットの亜種か?」
- 「誰を救いに来たねん」
なんて言ってはいけない。
| OUTER SHELL | 鉄のメンタル (装甲) |
| INNER CORE | 人間 (Human) 100% |
| MODE | 仕事用AI (演技中) |
「ワンって鳴け」等の無茶ぶりは
システムエラーの原因となります。
- 家に帰れば親としての役割があるかもしれない。
- 老いた親を介護しているかもしれない。
- 夫婦関係で悩んでいるかもしれない。
僕たちが見ているのは「職場の顔」だけで、その裏にある人生の葛藤や弱さまでは想像できていない。
だからこそつい「ロボット」や「会社の犬」扱いしてしまう。
「ワンって鳴いてみろ」
なんて言わないであげてほしい。

◾️上司だって失敗する
上司を「完璧で強い存在」だと考えてしまう事がある。
それは僕たちの思い込みだ。
人間である以上上司もミスをする。
僕の元上司も大失敗して経営者から冷たくあしらわれていたが、肩を落としている姿はただの「弱った人間」だった。
それを見たとき、妙に安心した自分がいた。
「あ、この人も同じなんだ」
そして僕は声を掛けた。
「ワンって鳴いてみろ」
そう、僕はB型だ。
「えっ?」と一瞬キョトンとした彼は、その後笑顔を見せてくれた。
※ナマケ者は特殊な訓練を受けています。絶対に真似しないでください。
その日から彼から理不尽な指示を出されても「まぁ、この人も余裕がないんだろうな」と受け流せるようになった。

◾️承認が人を勇気づける
心理学者アドラーは言った。
「人は承認によって勇気づけられる」
これは上司にもそのまま当てはまる。
「ありがとうございます」「助かりました」という一言で、上司の表情がふっと緩む瞬間を僕は何度も見た。
部下に感謝される経験は、上司にとっても救いになる。
「どうせ上司は楽してる」
としか見られない環境では、上司は孤独とプレッシャーに押しつぶされやすい。
部下が「理解のひとこと」を投げかけるだけで、職場の空気は確実に柔らかくなる。
それに「昇進したくない」と思っているのなら、上司をパーティにとどまらせた方がよくない?

◾️上司を「敵」から「社畜仲間」へ
僕の周りの人たちもよく言っていた。
- 「エンカウントするんじゃねぇこのスライムが!」
- 「 メタルスライムになって出直してこい!」
気持ちはわかる。
でも僕は、いくつかの体験を通してこう思うようになった。
- 「上司もまた、社畜仲間だったんだ」
- 「経験値ばかり求めてごめんよ」
責任を押し付けられ...理不尽な指令を言わされ...
本当は部下に嫌われたくないのに「悪役」として立ち回らざるを得ない。
それは強さではなく、不自由さの証だ。
敵でも味方でもなく同じ穴のムジナ。
そう視点を変えたとき、僕の中の怒りや憎しみは驚くほど小さくなった。
◾️上司と人間として向き合う
大切なのは上司を「役職」で見るんじゃなくて「人間」として見ること。
たとえば上司が言い間違えたりドジを踏んだとき「いつも俺がミスしたら怒鳴るくせに」じゃなくて「人間味あるな」と思えたら、それだけで心が軽くなる。
「そういう時もあるさ。人間だもの。」
くらい言って笑いにしてあげられれば職場の雰囲気も良くなる。
「この人も同じ人間なんだ」と理解してあげるだけで、相手の態度は驚くほど変わることもある。
魔法みたいに一瞬で職場を救う力ではない。
でもじわじわと空気を変えていく「小さな勇気」になる。

◾️孤独を減らすために
結局のところ僕たちが一番辛いと感じるのは「孤独」だ。
- 「自分だけが損している」
- 「自分だけが耐えている」
そう感じるから怒りや憎しみが膨らむ。
でも、上司もまた同じ孤独を抱えている。
むしろ平社員よりも、上司の孤独感の方が数倍も高い。
だからこそ互いを「社畜仲間」と思えたとき、その孤独は半分に減る。
完璧に理解し合う必要なんてない。
でも「この人も人間なんだ」と思えた瞬間から...会社という窮屈な世界は少しだけ広がって見える。
世界を変えるには、まずは自分を変えなければいけない。

◾️役職にとらわれず人同士の付き合いを
僕自身これまでいろんな職場を渡り歩いてきて「上司=敵」と思ったこともある。
でも本当は上司だから敵なのではない。
人間同士だからこそ、どうしても合わない相手もいる。
あなたにも知っておいてほしい。
上司だって愚痴を吐くんだ。
それを理解しておくだけで、
「ああ、上司もまた“人間”なんだ」
と付き合い方が変わるかも知れない。

実際に僕が上司の苦悩を伝えると、周りの人も少しずつ変わっていった。
- 「上司も人間か…」
- 「あの人も辛いんだな...」
- 「あの言葉本音じゃなかったんだ...」
そう思えた瞬間から敵意が和らぎ、笑いが戻ってきた。
つまり「上司も部下も同じ社畜仲間」という当たり前の真実に立ち返ることが、今の不自由な会社生活を少しだけ生きやすくする鍵なんだ。
ここまで読んでくれたあなたへお願いしたい。
役職になんて囚われず、人同士の付き合いを意識してほしい。
そうする事できっと今より働きやすくなるから。

あとがき:社畜仲間という認識で働きやすい環境になる
ここまで読んでくれてありがとう。
今回のテーマは「上司もまた人間である」という、言ってみれば当たり前の話だった。
だけどこの当たり前が、仕事の現場では驚くほど忘れられがちだ。
僕たちはつい「上司=敵」だと思い込んでしまう。
- 作業をしない
- 弱みを見せない
- 部下の失敗を責め立てる
そんな「ロボット」や「会社の犬」のような存在に見えてしまう。
そう、AIBOのような存在だ。
「ワンって鳴いてみろ!」
と言いたくなる気持ちも分かる。
でも、上司も家に帰ればただの人間。
子どもの宿題を見てあげる親かもしれないし、介護に追われる子どもかもしれない。
家庭で夫婦喧嘩して、スーパーで割引シールを探して歩く姿だってある。
「帰ってくるな!」
なんて罵倒を浴びせられているかもしれない。
僕たちが見ているのは「職場での一面」にすぎないんだ。
その事実に気づくと少し気持ちが楽になる。
- 「この人も完璧じゃない」
- 「ただの人間なんだ」
そう思えた瞬間から、上司に対して抱いていた敵意や憎しみがスッと小さくなることがある。
ならない事もある。
もちろん理不尽なことを言われれば「覚えとけよ!」と思う事もある。
怒鳴られれば「はやぶさ斬りくらわすぞこの野郎!」と反撃したくなる事もある。
だけどその時に「この人も肩書を背負わされて苦しいんだな」と見直すと、ちょっと見方が変わる。
そして忘れないでほしいのが「孤独」。
上司も部下も同じように孤独を抱えているから「社畜仲間」という見方が大事。
「相手も同じだ」と知るだけで孤独は半分にな理、お互いで孤独を支え合える。
それが職場を生きやすくする第一歩になるのだ。
完璧でなくても、立派でなくてもいい。
上司を憎むのではなく、同じ人間として見てほしい。
上司側も役職じゃなく人間として接する意識を持ってほしい。
みんなが働きやすい世界になりますように。
「上司も人間なんだ。本気であなたを攻撃したいわけではない。…マダンテ使うのは勘弁してやろうじゃないか。」
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※ナマケ者の声が流れるので注意してください。👆
生きるの、ちょっとだけ疲れる日もあるよね。
そんな日は、深呼吸して、ナマケ者の声をまた聞きにきてください。
☕ よろしければ、他の記事も読んでいってください。
きっと、今のあなたに寄り添う言葉があります。
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今日も、よくがんばりました。ではまた。
ナマケ者のことちょっと気になったら⬇️
強気に見える上司も、実は
「もっといい人生があったかも」
と後悔しながら働いているのかもしれない。
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