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ゆる哲学の布教者 ナマケ者のスロー日記

ここは疲れた社会人の為に情報を発信する場です。頑張らないで見てね。

『実存主義』ってなに? ナマケ者と一緒に実存主義者たちを『ゆるく』理解する

スロー日記

スロー日記

実存主義

この文字を見た瞬間、そっとブラウザを閉じようとしたあなたへ。

 

ちょっと待って

安心してほしい。難しい話は僕も苦手だ

 

哲学なんて自分には関係ないと思うかもしれない。

 

だけど実は、今日のランチを「唐揚げ定食」か「生姜焼き定食」か迷った瞬間に、実存主義は顔を出している。

 

サルトルニーチェキルケゴール…。

教科書に出てくる偉そうな哲学者たちが、必死に伝えたかったこと。

 

それは「人生に決まったマニュアルはないから、自分の生き方は自分で選んでいいんよ」という、意外とゆるくて救いのあるメッセージだ。

 

こんにちは。ナマケ者です。

僕達は日々「正解」を探して疲れ切っている。

 

そんな「世間の正解(本質)」に縛られて息苦しいなら、実存主義という思考ツールが、あなたの心を軽くする最強の武器になるはず。

 

この記事では、難解な哲学用語をナマケ者流に「超翻訳」して解説していく。

この記事で得られる事:

  • 実存主義」の意味が、専門用語なしで3分でわかる。
  • サルトルの名言「実存は本質に先立つ」が、人生をどう楽にするか理解できる。
  • 正解のない現代社会を「ゆるく、自分らしく」生き抜くための哲学が手に入る。

肩の力を抜いて、唐揚げでも食べながら読んでほしい。

読み終わる頃には自分の人生を肯定できるはずだ

 

目次


第1章:実存主義とは? わかりやすく意味と本質を解説

 

実存主義

「聞いたことはあるけど、正直なんのことか分からないよ」

そんな人がほとんどだと思う。

 

哲学書を開くとやたらと難しい言葉が並んでいる。

  • 「実存は本質に先立つ」
  • 「現存在」
  • 「不条理」

「ニホンゴデオケー」

正直僕も最初は頭を抱えた。

 

でも安心してほしい

ここでは専門用語を分かりやすく噛み砕いて離乳食レベルにしていく。

「自分の生き方は自分で決めていいんよ」

実存主義とはこんなこと。

ニホンゴデオケー

◾️「実存」と「本質」ってなんだ?

 

実存主義を理解するためには「実存」と「本質」という2つの言葉を押さえる必要がある。

✂️ 「役割」と「存在」の逆転
● 本質 (Essence):あらかじめ決まった「役割・用途」。
● 実存 (Existence):今ここに「生きている」という事実。
✂️ モノ (ハサミ) Essence precedes Existence
① 切るために設計される (本質)
② 工場で作られる (実存)
「切る」という役割が先にあり、そのために生まれてくる。
役割を果たせなくなればゴミになる。
👶 人間 Existence precedes Essence
① オギャーと生まれる (実存)
② 何者かになっていく (本質)
存在が先にある。
決まった目的はなく、後から自分で意味を作れる

実存主義達は考えた。

「ハサミには生まれながらの役割(本質)があるが、人間には最初から決まった役割も意味もなく、ただ生まれて存在しているだけ

 

ちょっと寂しい響きに聞こえるかもしれないが「自分の人生を、あとから自由にデザインできる」ということだ。

 

だから「かわいいも作れる」のである。

ハサミで縄を切る

◾️サルトルの「実存は本質に先立つ」ってなに?

 

20世紀フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルが唱えた有名なフレーズがある。

「実存は本質に先立つ(L’existence précède l’essence)」

これを噛み砕くと以下のようになる。

「人間は役割や意味を持って生まれてくるのではなく、後から自分で選んでつくり出していくものなんよ」

たとえばあなたが今「会社員」だとして、それはたまたま今そういう選択をしているだけ

 

明日には退職して旅人にもなれるし、唐揚げ屋を開くことだってできる。

「人間は可能性のかたまりである」

これが実存主義のスタート地点だ。

▶︎唐揚げを生きる意味にする為の記事

◾️哲学者達が向き合った「不安」と「自由」

 

自由には必ず不安がつきまとう

選択肢が無限にあるからこそ、どれを選べばいいか分からず迷い続けてしまうんだ。

 

メニューが100種類ある場合3種類だけの場合を想像したら分かりやすいと思う。

 

デンマークの哲学者セーレン・キルケゴールは、これを「絶望」と呼んだ。

 

彼にとって人間は「自分で選ばずにはいられない存在」であると同時に「選んでしまうことに怯える存在」でもある。

 

心理学的に言えば「選択のパラドックスに近い。

選択のパラドックスとは:

選択肢が多すぎると人は不安になり、後悔や迷いが増えてしまう心理のこと。

実存主義の哲学者達は、この「不安」人間の本質的な条件として受け止めて「不安を抱えながら生きるのが人間だ」と説いた。

▶︎選択の重要性の記事はこちら

選択のパラドックスのわかりやすい図

◾️「不条理」と向き合ったカミュ

 

実存主義を語るうえで外せない人物が、フランスの作家アルベール・カミュだ。

「この世界は不条理だ」

カミュの代表的な言葉である。

  • どれだけ努力しても報われない。
  • 真面目に生きても突然の事故で命を失うことがある。

人間の望みと世界の現実は、いつもかみ合わない。

これがカミュのいう「不条理(アブスール)な世界」だ。

アルベール・カミュ

そんな世界で生き抜く為にカミュが出した答えは意外にもシンプルだった。

「それでも生きることを肯定せよ」

カミュ『シーシュポスの神話』という本がある。

 

その中でシーシュポスは、岩を山頂まで押し上げても転がり落ちてしまう運命だと描かれる。

 

そんな不条理を背負ったシーシュポスを例に出して彼は言う。

「それでもシーシュポスは幸福でなければならない」

僕達も同じで、どれだけ無意味に思える日常でも「それでも今日を生きる」という態度こそが人間らしさだという。

シーシュポスの神話

◾️アニメや漫画に潜む「実存主義

 

「やっぱり難しいな…」

ここまで話してそう思った人もいるかもしれない。

 

でも実存主義のエッセンスは、意外とアニメや漫画に出てくる。

 

エヴァンゲリオン碇シンジはまさに「選ぶことの不安」に直面し続けるキャラクターである。

「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ...」

と言いながら、最後には「それでも生きる」と選び取る。

 

銀魂坂田銀時も、自決しようとするに対して実存主義な一言を残している。

「美しく最後を飾りつける暇があるなら、最後まで美しく生きようじゃねーか」

これらの言葉は、実存主義が問いかける「人間の自由と責任」を描いている。

自決しようとする仲間を止める侍

◾️日常の中の「実存主義

 

僕達は毎日「自分の生き方」をつくり直している。

👗 人生は「今日の選択」の集合体
Today's Select
👕
Wear どんな服?
🤝
Meet 誰と会う?
🍽️
Eat 何を食べる?
💬
Speak 何と言う?
これが「自分の生き方」になる
小さな選択の積み重ね = 実存
🤔
「それって結局...
ただの“自分探し”なんじゃない?」
😎
「...君のような勘のいいガキは嫌いだよ」
(好きだよ)

実存主義とは究極的には「自分の生き方を自分で探す哲学」であり、その旅に「正解」はない

 

むしろ、正解がないことを受け入れながら自分で意味を編み直すことが、実存主義の核なんだ。

 

ここまで読んだあなたは、明日どんな小さな選択をする?

 

 次章では、実存主義がどのように生まれ、どんな歴史的背景があったのかを「ゆるく」掘り下げていく。


第2章:実存主義が生まれたのはヨーロッパ社会の崩壊

 

実存主義という考え方は、突然ポンと現れたものではない。

 

背景には、近代から現代にかけてヨーロッパ社会を覆った“価値観の崩壊”がある。

 

かつて人間は神や宗教に生き方を委ね、生き方の指針は聖書教会が与えてくれた。

 

しかし近代に入ると、科学技術の発展・啓蒙思想などによって、宗教の権威がゆっくりと弱まっていく。

宗教が人々を救う様子

◾️ニーチェの衝撃発言:「神は死んだ」

 

「太陽が地球の周りを回っている」

そんな当時の常識をコペルニクスがひっくり返した。

「人間は神が特別に作った存在だ」

そんな思い込みをダーウィンの進化論が崩した。

 

「魂の救済」を約束してくれた神の居場所が狭まっていき、19世紀後半にニーチェはついに宣言する。

「神は死んだ」

この言葉は比喩であり、神様が心不全で亡くなったわけじゃない。

 

神は僕の隣でポテチ食べてるのだから。

 

ニーチェの言葉が意味するのは、

「人類を導いてきた絶対的な価値や規範は、もう力を失った」

つまり「人は自分でどう生きるかを決めなくてはいけなくなった」ってこと。

▶︎宗教に関する記事はこちら

神がポテチを食べている

◾️神の支えを失ったヨーロッパ社会

 

「神がこう決めているから」

それまでの人間は、絶対的なルールによって安心して生きることができた

 

しかし神という支柱が消えた後、人々は立ちすくむことになる。

  • 「じゃあ、人間はなぜ生きるのか?」
  • 「どこに向かって生きればいいのか?」

この問いに、誰もはっきりと答えられなくなってしまった

 

さらに20世紀に入ると2度の世界大戦がヨーロッパを襲う

 

科学は人類を豊かにした反面で、原子爆弾を生み出して数百万人の命を奪った。

 

合理的だと信じてきた文明は、人類を幸福にする保証にはならなかった。

「神も信じられない。科学も信じられない。じゃあ人間は何を拠り所に生きればいいんだ?」

そんな不安がヨーロッパ全土を覆っていた

神という支柱が消えた後立ちすくむヨーロッパの人々

◾️ハイデガーの「現存在」:死を知る生き物

 

そんな時代に登場したのが、ドイツの哲学者マルティン・ハイデガーである。

 

彼は人間を「現存在(ダザイン)」と呼んだ。

「現存在」とは「自分がいずれ死ぬことを知っている存在」という意味だ。

 

動物も生きているが、彼らは自分の死を明確に意識してはいない。

 

人間だけが「自分の命には終わりがある」と知り、そのことに震えながら日々を過ごしている。

 

ハイデガーにとって哲学とは死を遠ざけることではなく、死を意識することから始まるものだった。

 

死という事実に正面から向き合えた時に、人間は初めて「自分は本当はどう生きたいか?」を考えることができるからだ。

死に正面から向き合えた時に自分は本当はどう生きたいかを考えることができる

◾️サルトルの「実存は本質に先立つ」

 

ハイデガーの思想を引き継ぎつつ、さらに分かりやすく提示した人物が、フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルである。

「実存は本質に先立つ」

第1章で触れたサルトルの言葉だ。

「人間には生まれながらに決まった役割などなく、生きながら自分でつくっていくしかない」

という考えを示す。

 

サルトルがこの考えを強調したのも、時代背景と無関係ではない。

 

第二次世界大戦下のフランスで、自由を奪われ不安に押しつぶされそうな日々の中で、サルトルは叫んだ。

「人間は自由の刑に処せられている」

つまり、人間は自分の選択から逃れられないということ。

 

選んでも地獄...。選ばなくても地獄...。

しかし選ぶことでしか、人間は自分の存在を確かめられないのだ。

▶︎住む家という人生最大の選択の記事

◾️現代にこそ実存主義が必要

 

実存主義「神なき時代」に人間が直面した不安から生まれた

⚖️ 時代が生んだ「不安と自由」
🏛️⚡ 神なき時代 (絶対的価値の喪失) 「正解」を教えてくれる存在がいなくなった...
😰 不安・虚無 🌀
何が正しいか分からない
選択肢が多すぎて選べない
「どうせ無意味」という虚無感
🦁 自由・創造 🔨
自分で自分を創れる自由
社会の枠組みからの解放
意味を「後から」生み出せる

つまり実存主義は、人間の弱さを突きつけながらも「人間だからこそ持っている自由と可能性を肯定する思想」なのだ。

 

実存主義は“昔のヨーロッパの特殊な話”ではなく、現代社会にこそ重要なものだ。

  • 終身雇用が崩れた社会
  • SNSで無限に広がる選択肢
  • 「何者かにならなきゃ」と焦るプレッシャー

これらはすべて「支えを失った自由」がもたらす悩みである。

 

だからこそ実存主義「生き方のヒント」として知っておいてほしい。

 

次章では、実存主義がどのように人々の「生きる勇気」を支えてきたのかを、具体的な思想家たちの言葉とともに見ていこう。


第3章:実存主義の代表的な哲学者5人とその思想

 

実存主義は、むずかしい哲学用語が並んでいるけど、突き詰めれば「人間らしく生きるとは?」という超シンプルな問いに取り組んでいる。

 

しかも面白いのは、実存主義をつくった哲学者達が、けっこう「ゆるい姿勢」で人間を見つめていたことだ。

 

この章では、5人のキーパーソンを日常に例えて紹介していこう。

実存主義をつくった哲学者達はゆるい姿勢で人間を見つめていた

◾️1.キルケゴール:絶望しても選ぶしかない

 

最初に登場するのは、デンマークの哲学者セーレン・キルケゴール

彼は「絶望の哲学者」と呼ばれることが多い。

 

なぜなら彼にとって人間とは「つねにどう生きるかを選ばなければならない存在」だからだ。

 

たとえば、なかなか行けないレストランでひたすら迷ってメニューを決めても「あっちの方が良かったのかも…」とモヤモヤする。

 

自分で決められなくて誰かに選んでもらっても「なぜ自分で選ばなかったんだ...」と後悔する。

レストランでメニューを決めて後悔する男性

つまり人間は、生きている限り「絶望」から逃れられない

 

でもキルケゴールは悲観的にならず「絶望の中で、自分なりの信じる道を選ぶしかない」と言った。

「どっちを選んでも後悔するなら、今の自分がワクワクできるほうを選べばいい」

そんなメッセージも含まれた言葉である。

 

後悔するくらいなら全部選んでもいいかもしれないけど、それはそれで「もったいなかった」と後悔しそう。

セーレン・キルケゴール

◾️2.ニーチェ:自分のルールをつくる“超人”

 

ドイツの哲学者ニーチェ「神は死んだ」と言った張本人である。

 

ニーチェのキーワードは「超人(Übermensch)」「誰かに与えられた価値やルールではなく、自分で意味をつくって生きる人」のことだ。

「海賊王に おれはなる!」

『ワンピース』ルフィは、自分のルールを掲げて誰に笑われても突き進む。

 

お金や地位ではなく、自分で決めた夢を基準にしているルフィの姿こそ、ニーチェの超人思想に近い。

 

逆に言えば「いい大学、いい会社に入れば幸せ」という感じで、周りの価値観をただなぞるだけでは人間は超人になれない

 

ニーチェは厳しいけれど、実は自由を肯定する哲学者でもあるのだ。

▶︎ワンピースのゆるい哲学記事はこちら

ニーチェ

◾️3.ハイデガー:今日が最後の日なら?

 

ドイツの哲学者マルティン・ハイデガー「現存在」という難しい言葉で人間を定義した。

 

言い換えると要はこういうことだ。

「人間だけが自分の死を知っている」

ハイデガーにとって、生を本当に大切にするには「死を意識する」しかない。

 

もし今日が人生最後の日だとしたら、自分は何をする?

この問いを立てるだけで、人生の優先順位がくっきり見えてくる

 

もちろん毎日が「人生最後の日」だったら、ウシと同じくらい胃がないと胃が持たない。

 

でもときどき意識してみると、無駄に思える日常の選択も「実は大事なことなんだ」と気づける。

 

ハイデガーの哲学は、死を思うことで逆に“生を濃くする”方法を教えてくれている。

▶︎明日世界が終わるなら?の記事はこちら

マルティン・ハイデガー

◾️4.サルトル:自由と責任はセット

 

「実存は本質に先立つ」

フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルの代表的な言葉だと紹介したが、もうひとつ大事な考えがある。

「人間は自由の刑に処せられている」

という言葉である。

 

「自由」と聞くといいことに思えるが、サルトルにとって自由は「選ばないといけない」という“呪い”でもあった。

例:会社を辞めるか辞めないか

  • 辞めればお金に困るかもしれない。

  • 辞めなければストレスでしんどいかもしれない。

どちらを選んでも責任は自分にある

 

「上司が悪い」「社会が悪い」そう言いたくなるけど、結局最後に選んだのは自分自身

 

サルトルの教えはシンプルだ。

「自由である以上言い訳はできないが、代わりに自分の人生を引き受けられる」

 

進撃の巨人エレンは、エルディア人達の自由を選んだ代わりに自分の命で全部背負う

 

厳しいけど、その分めちゃくちゃカッコいい考え方だと思う。

ジャン=ポール・サルトル

◾️5.カミュ:不条理でも“それでも生きる”

 

フランスの哲学者アルベール・カミュ「不条理の哲学」を唱えた。

  • 「努力しても報われない」
  • 「真面目に働いても、突然病気で死んでしまう」

世界はまるで理不尽のかたまりである

「それでも生きる意味はありますか?」

と聞かれたら、カミュは答える。

「意味なんてなくてもそれでも生きろ」

たとえば仕事中に「なんでこんなことしてるんだろ…」と感じるとき、それでも「まぁ今日は唐揚げ食べるか」と小さな楽しみを見つける。

 

カミュこの“態度”こそが人間らしさだと言った。

 

彼が例に出したのは、岩を山に押し上げ続けるシーシュポス

無意味な作業でも、それを笑いながら続けるのが人間の強さだと。

 

とは言ったけど、パワハラという理不尽からは一瞬でも早く逃げてしまおう。

▶︎パワハラに関する記事はこちら

アルベール・カミュ

◾️実存主義者5人のまとめ

 

5人の哲学者の考えをざっくりまとめる。

☕ 悩める人のための「実存」入門
🥺
キルケゴール 「絶望しても選ぶしかない」 訳:ウジウジ悩んでも、結局やるしかない。
🔥
ニーチェ 「自分のルールをつくれ」 訳:神も世間も関係ない。俺がルールだ。
💀
ハイデガー 「死を意識すると生が濃くなる」 訳:明日死ぬかもと思えば、今日が変わる。
🕊️
サルトル 「自由と責任はセット」 訳:自由は最高だが、失敗も自分のせい。
😐
カミュ 「意味なんてなくても生きろ」 訳:人生は理不尽なクソゲー。でも楽しもうぜ。
🍵
難しくない。
「理不尽だけど、自分で選んで生きていく」
ただそれだけの話。
肩の力を抜いてくれる優しい哲学。

これって結局、どれも“普通の人間が毎日直面していること”なんだよね。

 

実存主義はけっして難解な理論じゃない

「生きるのって理不尽だよね。でも選びながらやっていくしかないよね」

そんな肩の力が抜けるような哲学なんだ。

 

である。とかのだ。とか使うから難しく感じるのかもね。

 

ハム太郎も哲学者なのかもしれない。へけっ

 

次章では現代社会の実存の悩み」について一緒に考えるのだ。

現代社会こそ実存主義の考えが必要だとわかると思うである。


第4章:現代社会の悩みと実存主義SNS時代の生存戦略

 

現代社会は、前章の哲学者達が想像もしなかったほど便利で、自由で、情報にあふれている。

 

だけど便利さの裏には、実存主義がぴたりとはまる悩みが潜んでいる。

 

この章では「スマホ社会」「SNS」「選択肢の多さ」という現代の課題を取り上げつつ、実存主義がどのように役立つのかを見ていこう。

現代社会にいる過去の哲学者達

◾️スマホ社会と即答文化での実存

 

スマホ僕達の「もう一つの脳」といってもいい存在になった。

これが脳と言える勇気である。

 

わからないことがあれば検索すれば一瞬で答えが手に入る

  • 目的地に辿り着く手段(地図)
  • 思い出を残す手段(カメラ)
  • 人と繋がる手段SNS

全てが手のひらにある。

 

便利な一方で、現代人は「すぐに答えを出さなければならない」というプレッシャーを抱えている。

即レス社会に疲弊する男性

たとえばLINEの既読スルー。

  • 「なんで返事しないの?」
  • 「すぐに答えなきゃ嫌われるんじゃないか」

こうした“即答文化”はじっくり考える時間を奪う

 

そして僕達を「真実はいつも一つ」という錯覚に追い込む

 

実存主義の哲学者達は「迷っていい」「選びながら生きるのが人間だ」と語っていた。

 

即答ではなく沈黙や保留を選ぶ勇気もまた「実存の自由」のひとつなのだ。

即レス文化にnoを言う女性

◾️SNS同調圧力:「多数派が正しい」

 

「多数派に合わせなきゃ」

SNSはつながりを与えてくれる一方で、同調圧力を強める

📱 多数派の「罠」
 
🐑🐑🐑🐑
🐑
👍 みんなイイネしてる
🛍️ 買わなきゃ遅れる
🔥 一緒に叩こう
VS
🧍 自分の選択
「本当にそうか?」
立ち止まって考える強さ。
⚠️ デメリット:孤独になる
👴 ソクラテスの警告
「多数派の意見が正しいとは限らない」

ソクラテスの思想は、まさに現代への警告だろう。

 

自分の意見を持つことは、孤独を生む事もある。

だが実存主義の視点でいえば、それこそが「自分の選択を生きる」ということ。

 

たとえ少数派でも、自分が納得できる生き方を選んだ瞬間に“意味”が生まれるのだろう。

 

まぁソクラテス実存主義の直接の祖ではないけども。

▶︎SNSに関する記事はこちら

人が同調してしまうことを表した図

◾️選択肢の多さによる幸福度の低下

 

どんな仕事をするか?どんな生き方をするか?

現代社会では、過去に比べて多くの選択を迫られる。

 

第1章で軽く触れたが、人は選択肢が多すぎると大きなストレスを感じるのだ

 

ジャムの法則というものを知っているだろうか?

ジャムの法則のわかりやすい図

ジャムの法則とは:

コロンビア大学シーナ・アイエンガーが行った有名な実験。

🧪 あの有名な「ジャム実験」
24種類 😵 選べない...
🫐🍇🍓🥭🥝🍋 🍒🍑🍎🍐🍊🍈 🍉🍌🍍🥥🍅🥑 🍆🥔🥕🌽🌶️🥒
人は集まるが、
「失敗したくない」心理が働く
購入率 3%
6種類 🥳 決めた!
🍓🫐🍊 🥝🥭🍑
比較しやすく、
「自分で選んだ」満足感が高い
購入率 30%
(10倍!!)

選択肢が多すぎると、人は「もっといい選択があるんじゃないか?」と迷い、結局選べなくなるか、選んだ後も後悔してしまう

 

心理学者バリー・シュワルツは、これを「選択のパラドックスと呼んだ。

 

現代社会はまさに24種類のジャムだらけだ。

  • 「もっといい会社があるかも」
  • 「もっといい恋人がいるかも」
  • 「もっといい人生があるかも」

そうやって“無限のもしも”に縛られ、今の自分を選べないまま、焦燥感だけが募っていく。  

🕯️ ジャム24種類の「呪い」
🧍
 
選べない自分
🏢 もっといい
会社
💕 もっといい
恋人
もっといい
人生
焦燥感の正体 「ここではない、どこか」を探し続けるあまり「今ここ」にある幸せを手に取れなくなっている。

◾️自己効力感と「小さな選択」

 

心理学の研究では、人間が充実感を得るためには「自己効力感」(自分にはできるという感覚)が大事だとされる。

 

これは実存主義の哲学と驚くほど重なる。

 

サルトルが言ったように「選ばずにはいられない」人間にとって、自由は不安と同時に力の源泉でもある

  • 着る服を即決する。
  • 「今日はカレー」と即決する。

こうした“小さな選択”でも、自分で決めた感覚は積み重なり、自分の人生に対する信頼感を育ててくれる。

カレーを作る様子

◾️実存主義が教える“意味の育て方”

 

  現代社会の悩みは、結局のところ「正解がない不安」に行き着く。

  1. スマホ社会=即答を求めるプレッシャー
  2. SNS=多数派という偽の正解
  3. 選択肢の多さ=選べない不安

でも、実存主義がくれる答えはシンプルだ。

「誰かの正解ではなく、自分で意味を見つけて育てていくこと」

人生の意味は、Amazonでポチれるような既製品じゃない。

 

友達に送るスタンプひとつ、夕飯の献立ひとつ。

その小さな積み重ねが、あなただけの「実存(生き方)」を作っていく。

 

「自由すぎてしんどい時代」だからこそ「正解なんてないし、迷いながら育てていけばいいか」 という実存主義のスタンスは、現代人を救う最強の「ゆるい生存戦略になるはずだ。

 

次章(本文最終章)では、現代社会で実存主義をどう使いこなすか? ナマケ者流の具体的な使い方を伝える。


第5章:ナマケ者流・実存主義の使い方

 

ここまで実存主義を真面目に語ってきた。

 

だけど正直に言うと、難しい哲学をガチで理解しようとすると、脳みそが唐揚げみたいに揚がってしまう

 

サクッと召し上がれ!である。

 

だからこそ、この章では「ナマケ者流・実存主義の使い方」を紹介したい。

 

テーマは「難しく考えない・軽く試す」というなんともゆるいものだ。

難しい哲学を理解しようとして脳みそが唐揚げみたいに揚がった男性

◾️唐揚げを食べる=小さな選択の実存

 

哲学というとどうしても「人生の意味」「存在とは何か?」みたいな大きな問いを想像してしまう。

 

でも実存主義の核心はそんなに大げさなことではなく「小さな選択」にこそ、実存のエッセンスが詰まっている。

 

たとえば今日の夕飯を決める瞬間。

  • カレーにする?
  • ラーメンにする?

「唐揚げじゃないの?と思った人は挙手」

その小さな選択に「自分の意思」が反映されている。

それは立派な“実存の一歩”なのだ

カレーかラーメンか悩む男性

「唐揚げを食べたいのに、周りがヘルシー志向だから我慢しよう」

これは同調圧力に負けた生き方かもしれない。

「みんなサラダを選んでるけど、オレは唐揚げでいく」

この瞬間に「他人の基準ではなく自分の欲望を選んだ」という実存が芽生える。

 

つまり唐揚げを選ぶことだって哲学なのだ。

 

「何食べたい?」→「なんでもいい」

まずはこんな返答をしないように気をつけてほしい。

◾️意味は“探す”より“育てる”もの

 

「人生の意味はどこかに用意されているものじゃない」

実存主義の大切なポイントはこれ。

 

宝探しのように外で探し回っても見つからない。

自分の行動や選択を通して“育てていく”ものだ

 

たとえば、ギターをただの暇つぶしとして始めたが、続けるうちに「音楽を通して人とつながる喜び」が育っていくかもしれない。

 

仕事だってそうだ。

最初は生活のために始めても、やりがいや仲間との関係を通じて意味が育っていく

 

つまり、意味は与えられるものではなく、じわじわと育つ植物のようなもの

 

水や光が必要なように「小さな選択と積み重ね」がその肥料になるのだ。

▶︎意味が変わるのは自然なことという記事

ギターを続けることで人との繋がりを手に入れる男性

◾️意味のポートフォリオを作ろう

 

株式投資には、リスク分散のためのポートフォリオがある。

🛡️ リスクを薄める「数の力」
😱 1銘柄だけ
📉 暴落!!
資産がマイナス
(逃げ場なし)
😊 30銘柄 (ポートフォリオ)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
全体ではプラス維持
(他がカバーする)

同じように、人生の意味も一つに集中させると崩れたときに立ち直れなくなる

 

たとえば、仕事一本で生きてきた人が退職すると、急に「自分の人生には意味がない」と感じる。

 

また、恋人や家族だけにすべてを託している人は、関係がこじれたときに生きる軸を失いやすい

 

だからこそナマケ者的には「意味のポートフォリオを持つことをおすすめしたい。

  • 仕事=社会とつながる意味
  • 趣味=自分を表現する意味
  • 人間関係=支え合う意味

この三本柱を持っておけば、どれかが不調でも人生全体が揺らぎにくい

 

仕事がうまくいかなくても趣味で楽しめるし、人間関係がつらくても仕事で社会とつながれる

 

「一つに依存しない」ことで、人生は安定感を増すのだ

意味のポートフォリオ

◾️哲学を“人生のハック”にする

 

「結局、実存主義って真面目な生き方を求められるのでは?」

ここまで読むと、こんな風に不自由を感じる人もいるかもしれない。

 

でもナマケ者流ではそうじゃない。

 

哲学は人生を重たくするものではなく、むしろ“軽くする道具”だと思っている。

  • 「正解がない」=迷ってもいいという安心
  • 「意味は育てる」=今の自分で十分スタートできる
  • 「選択は小さくていい」=唐揚げを選ぶことだって立派

この視点を持つだけで、人生の重荷はすこし軽くなる

 

哲学は、机に向かって難しい本を読むものじゃない。

 

スマホゲームの合間にふと考える。

歩いているときに「今の自分どんな選択してる?」とつぶやく。

そんな気軽な「心の遊び」なのだ。

 

こんな感覚で哲学を生活に取り入れれば、毎日はちょっと面白くなる

▶︎哲学を仕事に生かす記事はこちら

哲学は机に向かって難しい本を読むものじゃないというイメージ

◾️ナマケ者からの提案

🏁 結論:哲学は「人生のハック」だ
🚪 入口は「小さな選択」 今日の服、食事。
些細なことが哲学になる。
🌱 意味は「育てる」もの 探しても見つからない。
行動の後についてくる。
📊 「3本の柱」を持つ 仕事・趣味・人。
分散投資で心を守る。
🎮 ただの「心の遊び」 難しく考えない。
ゲーム感覚で楽しむ。
🦥 肩の力を抜いて自分で選び、
意味を育てながらゆるく楽しむ。
これがナマケ者流の実存主義

哲学者たちの深刻な議論も、日常に落とし込めば「唐揚げを選ぶかどうか」というくらい軽やかになる。

 

それこそがナマケ者流の“実存の知恵”なのだ。

 

気づいてないだけであなたも立派な哲学者かもしれない。


あとがき:実存主義者になったあなたへ

 

ここまで読んでくれてありがとう。

 

実存主義というと小難しい言葉のオンパレードで、「自分には関係ないや」と思いがち。

 

でも実際は、毎日の小さな選択や迷いの中にこそ実存主義が生きている。

  • 「唐揚げを食べるかどうか」
  • 「今日は会社に行きたくない」
  • 「この関係を続けるか、やめるか」

そんな何気ない日常のひとコマに、哲学者たちが全力で向き合ってきたテーマが隠れているんだ。

 

実存主義は、肩の力を抜いて“ゆるく”取り入れるのがちょうどいい。

哲学書を真面目に読んだって、頭がどうにかなってしまう

 

正解がなくても迷っていいし、意味はあとから育っていく

 

生きることに疲れた理、ちょっとしんどいなと思ったとき...

「とりあえず唐揚げでも食べるか」

そんな気楽さで、自分の選択を楽しんでみてほしい。

 

それがもう、立派な“ナマケ者流の実存主義”だ。

 

あなたのこれからが今まで以上に軽やかであることを、ナマケ者は今日もベッドの上から願っている。

「ここまで読んでくれたあなたはもう哲学者。ナマケ者が認めよう」

 

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ーナマケ者今日のひとことー

※ナマケ者の声が流れるので注意してください👆

 

ここまで読んでくれて、ほんとうにありがとう。

ナマケ者は、今日もゆるく息してます。

 

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きっと、今のあなたに寄り添う言葉があります。

 

 

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無理せず、のんびりいきましょう。ではまた。

 

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